丑年の“屠蘇”酒・・・「綾菊」 純米吟醸酒
“年の初め”に、わざわざ皆んなが集うのならばと・・・老若男女の一族が揃って“雑煮”と“御節”を囲むという“慣わし”・・・“元旦”という日に自らの暮らしを“デフォルト”する“儀式”に想えるようになりました・・・。

c0001578_2112123.jpg“丑年”・・・“初詣り”して未明に戻ろうが、どんなに“年越し深酒”しようが・・・“臥牛”のような“寝正月”は、この“儀式”を終えてからと・・・猪口杯に錫“屠蘇”器で酌み交して、正座の“合掌”・・・。

この“清酒”文化圏での“お屠蘇”を愉しみにしているオヤジ(私)としては・・・今年の“屠蘇酒”も気になっていました・・・。

猪口杯をクイッと戴いて・・・“おっ!コレは・・・”とその辛口な余韻が気に入りました・・・。

「今年の“お屠蘇”は、どちらのお酒?」と訊ねると・・・

「あぁ、どうかでぇ~(どうでしょうか・・・の意)?・・・去年なぁ、言よったけん(言っていたから・・・の意)“綾菊”にしてみたんじゃわ・・・」と・・・

HAKUDOU師匠もその味わいに縁のある「綾菊」・・・その“純米吟醸酒”ということで・・・卓上に置いてくれました・・・。

なるほど・・・辛旨口に感じるコクは、旨味のコクを包むような酸味に風格のあるキレを感じる“辛口”醸しが・・・実直な味わいです・・・。

昨年の金陵「楠神」は、“麗辛旨口”でしたが・・・この清酒は、口あたりの寡黙な印象を超越する喉ごしの“実醇奏辛”な味わいにあるんではないでしょうか・・・そのまま“冷や”が冴える旨さでした・・・。

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c0001578_2122296.jpg焼餅にしない煮丸餅の“雑煮”・・・今年は、“お澄まし”仕立てに、大根と金時人参と白髪昆布・・・。

c0001578_2113839.jpg定型句のような“御節”・・・数の子、焼海老、タツクリ、昆布巻き、黒豆、胡桃佃煮、蒲鉾・・・。

“数の子”のだしの滲みた風味は・・・イリコと醤油の淡口出汁に削り鰹の旨味・・・。

女房殿が言うには・・・九州とは“醤油”が違うと・・・。

c0001578_2124173.jpg“雑煮”を戴いた後は・・・子供達に“お年玉”を渡して・・・オヤジ連中で“屠蘇”の宴・・・。

“ちょっと辛いのぉ~”という若人や・・・“これぐらいで丁度、旨い酒じゃわ”という壮年と・・・“これも、エエ・・・”と微笑む老年の紳士も・・・。


c0001578_214532.jpgそんな宴の“アテ”は・・・香川の郷土料理“しょうゆ豆”・・・この甘辛さで(九州との)“醤油”の違いがわかります・・・。

ついつい、箸で摘んでしまう甘辛風味・・・煎りそら豆の“醤油漬け”・・・純米吟醸酒 「綾菊」の“実醇奏辛”なコクは・・・この風味と絶妙に絡むんですなぁ~・・・。
by project-beppin | 2009-01-11 00:29 | 旅先の酒と食 | Comments(4)
Commented by tatinomi1 at 2009-01-11 10:44
綾菊は天下の銘酒ですよ。アテに「醤油豆」こりゃあ、もう絶品の組み合わせでしょう。思えば、この「醤油豆」、年末の北京名店での「そら豆ウイキョウ醤油煮」に重なります。どちらも旨い。綾菊か紹興酒、にどちらも合うなあ。中国と日本の文化は深いところで通底していると思ったりの最近です。

お見事な内容、心から堪能させていただきました。
Commented by 笹 一角 at 2009-01-11 11:03 x
酎州大分さん、今年もよろしくお願いします。
うわー、雑煮に生クリームが載ってる!餡餅雑煮の土地だから生クリーム雑煮もあっていいのだ、と妙に納得してしまいましたが、「白髪昆布」でありましたか。この風合、実にうまそうな雑煮ですね。それと、「しょうゆ豆」がまたこうばしそうでいいですね。
知り合いの女性(熊本市出身)が香川県出身の旦那さんの実家(町の名前は失念)で遭遇した雑煮見聞記はおもしろいです。↓
http://blog.goo.ne.jp/keiko8439/m/200701/6
この正月は、ついに最初から餡餅雑煮をパスして逃げ回ったそうで、」熊本県でも搗いた餅の1割くらいは餡餅にするので彼女も驚くことはないと思うのですが。ところで名取市の元旦の膳には餡ころ餅と納豆餅がおきまりで、餅文化の多彩さを実感しながら完食してきました。
Commented by 酎州大分 at 2009-01-11 23:58 x
HAKUDOU師匠・・・「綾菊」は「金陵」に比べれば辛口の味わいですね・・・その辛旨い口あたりは酸度が引き出しているんだと思います・・・。実直で酒らしい風格のある酒質です・・・この味わいが好きな通を唸らせ、アテいらずという方もいるぐらいだとか・・・。

“しょうゆ豆”・・・そら豆を焙烙(ほうろく)で炒って、熱いうちに醤油仕立て出汁に漬けると“ジュッ”という音が聞えるんだそうです・・・。この炒り滲み具合が、辛旨口の酒には、丁度いいアテなんでしょう・・・。

そら豆の醤油料理のアテで“地霊”の酒を呷るとは・・・場所は違えど、互いに食文化の“酒食同源”的な奇遇な経験をしていたんですね・・・。

こういう“地霊”との交信は・・・師匠のお導きのおかげかと・・・。
Commented by 酎州大分 at 2009-01-12 09:27 x
笹さん・・・こちらこそ、旧年同様よろしくお願いいたします・・・。

民俗学的風土への視座は・・・笹さんの足下にも及びませんので・・・実体験で述べますと・・・“餡餅”雑煮・・・我が親族では(たまに、白味噌仕立ての汁に餅の中から溶け出るらしく・・・)“異質”扱いですが・・・リクエストすれば、(別鍋で・・・)可能だとか・・・。

聞き書きですが・・・その“餡餅”も奥が深く“こし餡”、“つぶ餡”という物理的な“餡状態”の違いに・・・“甘餡”と“塩餡”という調理的“餡味”まで地域や各家庭で違っているという“餡餅”雑煮の“曼荼羅”があるとのコト・・。

これは・・・郷土食上の雑煮文化も、此処まで来ると深化なのか異質なのかはたまた極化なのか?・・・お知り合いの方のブログにありますように・・・もう、文化の東西南北を問うという次元では括れない“常識”という範疇を超越しているんでしょうな・・・(笑)。

東北の餡ころ餅と納豆餅というのもハレの食文化として興味津々ですが・・・こちらは、自ら食べるとなっても抵抗なく実体験できますもんね・・・。それと・・・初詣の露天の“玉蒟蒻”や“白玉”も・・・好いですね・・・。
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