究極の“こってり”ラーメン・・・F.C. 「天下一品」
凡人の人生には・・・“思い出”が介在する“あの頃”の味というのがあるんですが・・・昨年末、フェリーを四国・松山に上陸後・・・そのF.C.化したラーメンに久しぶりに再会したのであります・・・。

c0001578_10591814.jpg京都市内では、25年以上前から数店舗展開していて“テンイチ”の愛称で知られたお馴染みの『天下一品』・・・その当時、学生だった私は、京都に進学した友人を頼って数日泊めてもらうことが度々ありまして・・・普通に晩飯をがっつり喰らうなら、近所の“王将”・・・四条方面の街中に飲みに出た時の仕上げは、この“テンイチ”というのが・・・“お決まり”でありました・・・。

初めて友人に連れられて入ったのは“木屋町通店”・・・四条河原町から先斗町周辺を飲み歩いた後の深夜0時頃・・・高瀬川(水路)の両脇に犇くネオンの中にある如何にも飲み屋街の小さなラーメン店・・・友人が座るなり、中瓶ビールと有無を言わさず「こってりのふつう入り3つ」と注文・・・。

“こってり”という言葉をスープに対してオーダーすることも、麺の茹で具合を伝えることも、にんにくをスープに入れる可否を告げることも・・・この時点では、充分理解できておらず・・・「まぁ、喰え!」と言った友人が箸をつけてドロドロスープが絡む麺に“驚愕”・・・「なんじゃ?」と言いながらこちらも麺を持ち上げ喰った瞬間・・・麺を口に入れたまま“うわっ”と、声を上げたことを覚えています・・・(笑)。

その“衝撃”的なインパクトは、食べ進むうちに“洗脳”にも似た“旨い”という味覚中枢に侵入・・・食べ終わる頃には“信者”の“洗礼”を受けていたのであります・・・。

あれから数十年・・・F.C.化して各地で機会ある度に食べてはいるものの・・・何かいまひとつあの“原体験”の衝動を呼び覚ますまでに至らないこともしばしば・・・この店は?と一抹の不安がありましたが・・・期待以上に“近似値”でした・・・。

あの独特のドロドロスープ・・・鶏ガラと鶏皮身部分のゼラチン質コラーゲンでコク旨い感じに・・・野菜とでんぷん質の甘いトロ味が混じるバランス・・・ちょっと柔らかな塩梅の麺にスープを絡めて味わう食感・・・濃くなった口中を“白飯”で拭い去りながら、再度、ドロ麺と飯を交互に喰らう反復に飽きると・・・“唐辛子味噌”か“足しタレ”を投入して辛味コクの中から引き出る甘旨味のスープの味わいを再調整することができます・・・。

一緒にいた女房殿や愚息二人も食べたのですが・・・以前にも食べたことのある女房殿は「懐かしいわ」と平凡な感想・・・初めて食べた愚息たちは、オヤジほど“洗脳”されなかったようですが・・・確かに“常識”の範疇を越えた究極の“こってり”ラーメンだと・・・。

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c0001578_1101765.jpgこの豆板醤風の“唐辛子味噌”がさらに奥行きを増すというか・・・“あの頃”にインナートリップする“媚薬”だったりするわけでして・・・ホント、濃く甘コクのある辛い濃縮感を味わえるんですな・・・これが・・・。

“あの頃”の“洗礼”者は多いようで・・・欠けたドンブリ鉢に盛られた“こってり”への愛情をそれこそコッテリと“手記”に綴る方もいるんです・・・。

c0001578_1103175.jpg“テンイチ”の“餃子”・・・当時は、あったような?無かったような?・・・あったようなと思うのは、中瓶ビールのツマミで頼んだ覚えがあるような記憶があるからでして・・・。

“餃子”に関しては・・・“あの頃”は“王将”の“洗礼”者ですので・・・この店の“餃子”に“こだわり”は(それほど)ないのですが・・・意外と“及第点”だったりするんです・・・。
by project-beppin | 2009-01-18 11:01 | 旅先の酒と食 | Comments(2)
Commented by 笹 一角 at 2009-01-19 06:48 x
「天下一品」の迫真レポート、反芻とヨダレのうちに読み切りました。大分さんはこれまで何度か「テンイチ」に言及されてきまして、いつかはコメントしようと思ってきましたが、今日こそはわたしの感動の堰が決壊しました。ううーーーっっ!!!食べたい!!!唐辛子味噌をブチ込んで!!!
京都にいた頃、一乗寺店で初めて食べました(たしかそこが天下一品の第1号店舗ではないでしょうか?)。箸が立つような濃いスープが衝撃でした。そのうまさにすぐ心酔してしまい、そのまま常連に。カネがあるときは鶏の唐揚げを追加してリッチな気分で食しました。当時の各店は、学生を大量に詰め込むためにカウンターのテーブルが歯車のギザギザのように配置されていました。
今住んでいるところの隣町にも支店があったのですが、東京の下町ではあの味が定着しなかったのか惜しくも3年前に閉店してしまい、途方にくれています。
Commented by 酎州大分 at 2009-01-19 23:38 x
笹さん・・・京都にいらしたんですかぁ~!・・・で、テンイチ北白川本店(一乗寺店)の同様な“洗礼”者となっていたんですな・・・。私の“あの頃”の思い出に共感いただけるとは・・・世の中、広いようで狭いです・・・。

確かに・・・当時、唐揚げをサイドメニューなどという輩は・・・(あの学生・・・)何かあったに違いない・・・という他の学生の視線がありましたよね・・・(笑)。

堰を切って溢れる“こってり”への衝動が筆致にも溢れている躍動感が文面から読み取れます・・・“俺も仲間に入れろ!”と・・・(爆)。

“あの頃”の“洗礼”者は多いようで・・・一昨年は、つくば市で、わざわざタクシーに乗って仕事関係者4人で食べに行きましたが・・・口を揃えて“あの頃”と違うと憤慨する始末・・・。

F.C.化して・・・こちらの“洗礼”者たちは、西日本の方が“あの頃”に近いとの評を残しており・・・私も、今回でその賛同者に加わったつもりです・・・。

追い討ちをかけるようですが・・・最後に・・・“テンイチ”は、ラーメンの“チェ・ゲバラ”です・・・。
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