“背中”で飲む“独酌礼讃”・・・酒蔵「美少年」
仕事を終えると・・・同僚を労って、帰路に着く前のささやかな“お疲れさん会”と言う名目で・・・小一時間の“打上げ”・・・“博多駅”という“ターミナル”に現存するオヤジ“スポット”へ・・・。

c0001578_21332140.jpg前回の佐賀からの帰路では・・・土産を物色して、“ナガヨ食堂”の“美とん焼”と“霧島スナック”を買い込んで“車内”で呷るという“晩酌特急”だったのですが・・・今回は、その“ナガヨ食堂”が残念ながら店を絶たんでしまっていたのと・・・少し時間があったものですから・・・専門店街“デイトス”内の“立ち飲み”処の暖簾を潜りました・・・。

酒蔵『美少年』・・・熊本の銘清酒“美少年”のアンテナ酒場・・・店内は椅子席が5-6席と・・・壁際に這わせたカウンターと円卓が3つほどあって・・・飲食系“立ち飲み”の典型といったところでしょうか・・・。

入店したのが18時前であったこともあるのでしょうが・・・俗に言う仲間と一緒に飲んでいる“連れ飲み”客は・・・我々を含めて2組のみ・・・残りの7-8名は、皆“独酌”でした・・・。

二人で一品のアテをつっつく我々は・・・先ず、ビールの“中瓶”1本を分け合ってコップ飲み・・・“豚足”の旨さを味わいながら喉を潤すにはこの程度で充分・・・。

その後は・・・この蔵の銘清酒である純米酒「美少年 神力」を1杯、美味しく頂戴して・・・3種めの仕上げ1杯を麦焼酎「とっぺん」のお湯割りでいただきました・・・。

そんな“連れ飲み”の周りは・・・“独酌”する“団塊の世代”的な背広姿の方々が目立ちました・・・。

アテとコップを“寡黙”に見つめながら・・・壁と対峙して“背中”で飲むその後姿・・・一日の仕事を終えた“安堵感”ではなく・・・仕事に熱中していた若かりし頃の自分と“再会”しているような“哀愁”・・・。その“哀愁”は・・・決して“黄昏”ではなく・・・この店で夢を語らったあの頃の仲間に負けまいと・・・敢えて“独酌”しながら明日に向って“充電”しているように想えるのです・・・。

この店から一歩出れば・・・“ターミナル”ですれ違う“人間交差点”の喧騒・・・“背中”で飲むコップ酒・・・“独酌礼讃”・・・。

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c0001578_212424.jpg何故か博多では喰いたくなるんですなぁ・・・“豚足”・・・(笑)。

チリソースのような“辛味噌”をキャベツに絡めて甘みを楽しむのも好しですし・・・茹でて焼くトロトロした“豚足”旨身も絶妙の塩梅・・・“中瓶”から酌するコップビールには・・・好いですわ・・・。


c0001578_21242670.jpg刻み葱とおろし生姜で“奴”・・・このあたりから、やっぱり清酒で一杯となります・・・(笑)。

飲むのは・・・純米酒「美少年 神力」のコップ酒・・・塗桝に溜まった二口分が・・・これまた旨いんですよ・・・。

辛過ぎず甘すぎずスッとコシのある“中旨口”・・・“ひや”で飲むならコレです・・・。

“連れ飲み”同僚は・・・「美少年 辛口」を“ひや”で呷っていました・・・。

c0001578_21244271.jpgこれも絶品の“鶏皮酢”・・・ポン酢に馴染む“茹で鶏皮”・・・。


c0001578_22125795.jpg“山たん”・・・“山芋の短冊”をこう呼ぶんですな・・・。

この時点では麦焼酎「とっぺん」の“お湯割り”・・・シャキシャキとした“食冷感”に山葵のツンっとした響き・・・。

c0001578_21252019.jpg仕上げの“鶏皮煮付”・・・甘辛く醤油煮付けした鶏皮・・・一味唐辛子を降るのがオヤジ流・・・焼酎にこそ!と思う煮付味ですわ・・・。

c0001578_22114575.jpg壁にある“美少年”のCMポスター・・・戦後昭和の“青春時代”を想わせるアート・ディレクション・・・あの頃だからこその“アイキャッチ・ポイント”に生酒“瓶”を配するという・・・“商業美術”も“青春時代”だった頃の名作ではないでしょうか・・・(笑)。

その“ノスタルジア”・・・“背中”で飲む男たちの“社会人”としての“青春時代”を“象徴”するポスター・・・なのかもしれません・・・。

店のバイトのにいちゃん達は、この“哀愁”を理解できるはずもなく・・・店には“哀愁”はありませんが・・・“独酌”の背広姿に尊厳に値する“哀愁”があります・・・。
by project-beppin | 2009-03-03 22:07 | 旅先の酒と食 | Comments(7)
Commented by syotikure at 2009-03-06 22:46
私の先輩にも、独酌派の方がいらっしゃいます。
自宅飲みでも、仲間との飲み会でも、得られないものが
独酌にはあるものだろうと想像していましたが、
今日はたまたま出張で、チェックインして事務処理後、
ホテル隣の「博多〇番どり」で、偶然独酌となりました・・・・(笑。

瓶ビールを手酌しながら、串焼き4、5本に豚足塩焼き・・・・。
そろそろ締めかと焼きオニギリを二つ注文したら、
注文していたのを忘れていた、カリカリシーザーサラダが一皿ドンと・・・・(笑。
結果的に、丁度いい腹具合に収まりましたが・・・・(笑。

カウンター越しに、言葉をやり取り出来る相手も不在だった為、
もっぱら写メールを嫁女に送信・・・・(笑。

独酌が似合うオヤジには、努力しないとなれないものかと・・・・(笑。
Commented by 酎州大分 at 2009-03-07 00:02 x
ショチクレさん・・・独酌派には、まだまだ若いということですな・・・(笑)。

この博多駅デイトスの立ち飲みは・・・ターミナル駅の中で、寡黙に自分と対峙する時間を酒とアテに付き合ってもらっているという雰囲気の“往年の企業戦士”の“背中”が・・・カッコイイですわ・・・。

私ら“連れ飲み”若輩者では醸し出せない“独酌の美学”が漂っていて・・・ホントはその後姿の“背中”を撮影させていただきたかったぐらいです・・・。

たまに顔を上げて遠くを見るようなしぐさの後に・・・おもむろにコップを手にして呷る一杯・・・実に板についています・・・。

確かに“独酌”が板につくには・・・努力しないとなれないと・・・思いました・・・。私なども、まだまだ・・・そこに至るには、人としての“年輪”が足りんのでしょうなぁ~・・・(笑)。
Commented by みじんこ at 2009-03-08 09:47 x
うん ここは「美少年」の暖簾に惹かれて入ったことあります 電車の待ち時間が30分位ならラーメンよりこっちですね
駅ビルのテナントにしては安かったような記憶が…
ただ私は「美少年」を振ってホッピーを呑むひねくれものです
Commented by 酎州大分 at 2009-03-08 20:19 x
みじんこさん・・・九州は、まだまだホッピーの途上地域・・・此処は、ホッピーの扱いより清酒や焼酎の扱いの方が上手いし旨いですよ・・・。

確かに、ラーメンよりこっちです・・・人によっては、此処で一杯飲んでる最中に、豚足を焼いてもらって“持ち帰り”する人もいるとか・・・。

ターミナル構内で客の回転が良いから・・・この価格で充分アテにして飲めますね・・・店の“哀愁”ではなく、客の“哀愁”も・・・悪くはありません・・・。
Commented by 立ち呑みHAKUDOU at 2009-03-09 23:45 x
この店は、関西の「立ち呑み」の哀愁がありますよ。
美少年のこういう展開は面白いですねえ。
でも、この蔵の本来は、デイトスのもう一軒です。

■美少年酒造の、ボロ米事件。これ、騙されたじゃあなく
 確信犯です。

 わが一番好きだった「吟造り 美少年」
 お値打ち価格でありながら、すくッと「筋の通った」酒
 でも、あの儀装の前「筋が壊れて」いた。

 久家の赤嶺部長も、日本酒の窮状を語っていました。憂いあり。
 阪急の試飲会で。

 1000円以下の「パック紙酒」を売れば
 ボロ米、くず米は普通でしょう。この範疇で終わっていればいいが
 この姿勢が、「純米酒」まで及びますねえ。
 ◎大好きな「美少年酒造」がんばれ。がんばれ!きっと甦る!
Commented by 酎州大分 at 2009-03-11 23:49 x
HAKUDOU師匠・・・師匠にとっては、以前から周知のあの“立ち飲み”処であります・・・。

“清酎混淆”の“豊肥”端境線上で・・・豊後の西の関、八鹿、一の井手・・・肥後の香露、美少年、瑞鷹・・・という老舗清酒蔵には、こういう清酒主役の“場”が無くなったことが、自らの立脚する文化的な背景を失うことだったんではないでしょうか・・・。

そういう意味では・・・この酒蔵「美少年」・・・“ターミナル”での“日常”立ち飲み“場”として・・・新たな顧客開拓にはうってつけだと思います・・・。

地“場”を失えば、“取り寄せ吟醸品評会”の薀蓄酒としての全国“行脚”の道しかありませんからね・・・今現在の清酒は・・・。そうならないためにも“日常”清酒が存在する“場”を自ら創出することは・・・清酒文化の原点を継承することに他なりません・・・。
Commented by 酎州大分 at 2009-03-11 23:49 x
引き続き、師匠・・・事故米の被害者か確信犯かは議論があるでしょうか・・・少なくとも、あの事件以降、私は、最も安心して飲める“市販”酒が・・・この「美少年」だと思っております・・・(笑)。

ですから・・・敢えて、この“デイトス”での「美少年」が“好い”と・・・それこそ、敢えて皆さんに知ってもらいたかったですね・・・同じ過ちは、二度と繰り返さないということを信じて飲む純米酒「神力」は、見事な旨さです・・・。
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