飲み入つても 飲み入つても 呷る酒・・・“露醸遊酔”「山頭火」
じわじわと蒸暑くなってきた“夏至”の“父の日”・・・昼間は大分市まで出かけたんですが・・・大分平野では、“田植え”を終えようとしていました・・・。今日も、お湿りにもならない程度のパラつきで・・・“入梅”後、雨の少ない日々が続いています・・・。

c0001578_21294537.jpgこの時間(22時過ぎ)になって・・・やっと、雨粒に濡れる軒の音・・・明日からが“梅雨空”の続く“梅雨本番”の大分県地方・・・ではないでしょうか・・・。

“父の日”だからと・・・次男坊が「いつもありがとうございます。」と一言ポツンと言った以外は・・・なんら変わったこともなく・・・長男坊と次男坊の部活応援とアッシーに明け暮れた一日でした・・・。

今夜は“カンパチ”の刺身に“肉じゃが”に“高菜”・・・ずーっと、冷蔵庫で出番を待っていた清酒ワンカップ「山頭火」と棚に置いたままだった焼酎ワンカップ「天下無敵」で・・・“父の日晩酌”と決めていました・・・。

師匠に戴いたままとなっていた山口県“金光酒造”の“特別本醸造”の「山頭火」・・・本来は“冷酒”でというより“ひや”の味わいこそ身上の酒でしょうが・・・これだけ蒸暑くなると“結露”したカップの冷やかさも、まんざらでもありません・・・。

滋味に感じる本醸造らしい“中甘口”のコクと・・・芯にあるキレのいい“酸味”・・・“味わい”と戯れるような“露草”の“雫”を思い出させるような飲み口は・・・チビチビと飲んでも、呷って飲んでも・・・旨い深さがあります・・・。

この後・・・続けて米焼酎「天下無敵」の一合ワンカップ・・・たゆたゆと酔いを湛えて行くようです・・・。

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c0001578_21342826.jpg刺身の盛り合わせ・・・やっぱり味も“カンパチ”の厚切りの艶やかさが光ります・・・。

“県南”佐伯の“新鮮旬魚”としても・・・お手頃で旨いですから・・・ブリに飽きたらカンパチ・・・たまーに、ヒラマサ・・・ってなところですね・・・(笑)。

c0001578_21345762.jpg何故かこの時期でもお得意の“肉じゃが”・・・糸コンニャクに滲みた甘口出汁と角が崩れぬ程度のじゃが芋が・・・甘過ぎないけど・・・薄味でもない・・・好い感じの食感・・・。


c0001578_21352912.jpgそして・・・オヤジお手製の“酒肴”・・・山の“からし椎茸”、海の“ちりめん”、野の“高菜漬”・・・ ちょっとだけ残っていたものを取り合わせただけなんですが・・・これが、一番・・・。

清酒「山頭火」の旨さの奥行きを味わうにはもってこいの肴でした・・・。

c0001578_21355631.jpgこの酒のコピーは“詩情の酒”・・・呷る酒の代表格にふさわしい“特別本醸造”です・・・。


c0001578_21362523.jpg“生きる”ことの意味を自問するように繰り返す“淋しい”の三連“自由律”・・・正に“詩情”の言葉と心の動き・・・。

種田山頭火”が“行乞の旅”に出て最初に向かった宮崎~大分で残した名句・・・

分け入つても
 分け入つても  青い山

昨年の夏の“雨月の会”・・・“同期のチューバ”さんの一期一会となった“味愉嬉(みゆき)”の想い出も甦りました・・・。
by project-beppin | 2009-06-21 21:37 | 異郷酒晩酌伝 | Comments(10)
Commented by 同期のチューバ at 2009-06-23 18:50 x
チューバの実家近くの酒蔵「金光酒造」
山頭火の生家や父親の酒蔵跡がある防府市とはお隣の山口市は嘉川の酒蔵です
酒蔵を潰してしまった山頭火の父親の意思を継いで、山頭火の名前を冠した酒を造り続けてくれています

防府の山頭火の墓にお参りすると、どなたかが供えた山頭火ワンカップ、山頭火さんあの世でまた酔いつぶれていることでしょう(笑)

山頭火の書き残した彼が酔っていく過程は・・・
「まず、ほろほろ、それから、ふらふら、そして、ぐでぐで、ごろごろ、ぼろぼろ」であり、最初の「ほろほろ」の時点で既に3合でしたからぼろぼろどろどろまでには一升を過ぎて二升近く呑んだと言われています
しかし、いつも生活費に事欠いていた山頭火のこと
最後のどろどろになれることはそんなに無くて(笑)
知り合いが訪ねてきて奢ってくれるときくらいのものでした

この愛すべき酔っ払いに乾杯!

Commented by 酎州大分 at 2009-06-23 23:35 x
同期のチューバさん・・・金光酒造"防府工場"跡地が種田山頭火の実家“酒蔵”でしたっけ・・・。

HAKUDOU師匠も“小郡”駅でのうどんの天ぷらをアテに呷るというこのワンカップ“山頭火”・・・本醸造らしさのコクも心地よく好い酒の“表情”がありますね・・・。

“ほろ酔い”から“酔い潰れ”たくなるまでにいたる“自己逃避”というか“代償行動”というか・・・単なる飲んだくれの域を超えるまでの“意志薄弱”さが・・・山頭火自身が“自己否定”を繰り返しながらも“酔狂”の奥の“自虐的な精神離脱”によって“生きている”証のだらしなき自分と対峙していたんでしょうね・・・“奔放”な句には・・・“弱さ”への逃避であったり、そんな自分の“容認”であったりが見え隠れしますね・・・。

“やよ福”も“山頭火”も“弥生神力”も・・・どこか、山頭火の飲んでいた酒と通じるものがあるのではないでしょうかね・・・。

私も・・・“飲まない日は淋しい”です・・・(笑)。
Commented by 同期のチューバ at 2009-06-24 18:04 x
酎州さん、ご無沙汰しています

そうですそうです
明治末期、山頭火の父親竹治郎は当時の大道村にあった山野酒造場を買い取り、「種田酒造場」の経営を始めますが、10年後に二年続けて酒造りに失敗し(仕込んだもろみを腐らせて)、破産してしまいます。
戦後、跡地は金光酒造防府工場となっていましたが、今はそこも操業しておらず金光さんの防府工場跡地となっています。
今は、私の実家のある山口市嘉川の本社工場で山頭火をつくっていますね。広島は西条(正確には東広島市黒瀬町)にある「賀茂金秀」の金光酒造と紛らわしいのですが(笑)どちらも頑張ってほしいものです。

山頭火も、あの世で「さて今夜は山頭火を呑むか、それとも賀茂金秀にするかいな」と大いに悩んでいることでしょう(笑)

 ・・・さて、どちらへ行かう 風が吹く (酔いどれ山頭火)
Commented by 酎州大分 at 2009-06-27 00:07 x
同期のチューバさん・・・こちらこそ、更新できず、広島にも伺えず・・・申し訳ございません・・・。

山頭火の生涯・・・“酒”に翻弄され“酒”に委ねた人生・・・“酒に溺れる”ことで“神”に“生きる”を問うた感がありますね・・・。

嘉川本社の「山頭火」金光酒造と西条本社の「賀茂金秀」同名社ってことは・・・隣県で2社あるってことなんですね・・・(知らんかった・・・)。

そうでしょうかぁ?・・・山頭火は決めかねているでしょうかね?・・・私は、迷わず「山頭火」の出来栄えを気にしてると思いますよ・・・。

山頭火 どちらへ行かう 風が吹く

・・・ってな具合で・・・(笑)
Commented by 立ち呑みHAKUDOU at 2009-06-27 07:23 x
山頭火への温かいまなざし。ステキな世界ですねえ。
この前、西海酒販でのこと。西海女1号さん、えらく立腹。
聞けば、いつも卸してもらっている酒の営業部長から
「うちの酒を卸して欲しければ、他の酒をすべて捨てなさい」
との暴言を聞いたそうな。社長にはゆわんのに、従業員ゆうて
馬鹿にしとる。と、立腹。

名刺を見せてもらって吃驚。6社ほどの酒造メーカーの
営業の名刺を持っている。

◎聞けばこう。地方の小さな蔵を指導と称して、売れる酒に換え
 ラベルもおめかし、酒販店に卸してあげる。

要は、いまのスターを産むシステム。これで氷解。
古典的なオイさんの酒に「おめかし」させ、売って上げるという
システム。

「味」の酒が「味わいの酒」を席捲。薄っぺらな酒の増えた
理由が分かりました。

日本酒、危うし!
Commented by 酎州大分 at 2009-06-27 20:41 x
HAKUDOU師匠・・・“誰かに企画されたような味”・・・「藁のぬくもりの味」から「藁にもすがる味」へと変貌することで・・・“地霊”の“言霊”を売ってしまったんでしょうね・・・。

“ワシがあの蔵を蘇らせた”的な“地酒マーケティング・プロデューサー”なるコンサルの暗躍が・・・いつの間にか・・・“清酒”の新たな展開だなんていうことになるんでしょうか・・・。

今まさに“焼酎”も・・・同じ羽目に陥るかもしれません・・・。
Commented by 同期のチューバ at 2009-06-28 17:43 x
う~ん
営業部長には腹がたつけれど
小さな酒蔵に罪はないし(酒の味で勝負でなくプロロデュースして売ってもらおうという考えは甘いが)
さあ西海のマスターどうする
Commented by tatinomi1 at 2009-06-28 19:12
西海マスター、この酒はもう置かないとのこと。
簡単な話です。随分昔ですが「日本吟醸酒協会」だったかの
講演会で聞いた話ですが、
昔からこの手のプロデユーサーが暗躍していたようで
戦後の「甘口酒」もこれらの方の強力な誘導があったようです。
まあ、いい酒を造るのはいいことですが、
「横柄さ」「同じ売れる味への誘導」「プレミア化推進」は
頂けませんねえ。

■藁の味の酒を愛しましょうか。
Commented by 酎州大分 at 2009-06-28 23:42 x
同期のチューバさん・・・小さな蔵にも“顔が見えない”飲み手を求めて営業部長に売ってもらうという“藁にも縋る”安易さがあると思います・・・そんな蔵に“つけ入る輩”がいるということでしょう・・・。

そんなに“味”に自信があるのなら、地元でも認めてもらえると思いますし・・・酒販店で“他の酒をすべて捨てなさい”的な営業をして売り歩く輩に任せなくてもいいような気がします・・・。

蔵にしてみれば存亡を預けたも同然でしょうから・・・自由競争とはいえ・・・他の蔵の販売先を蹴落とし奪うことで・・・売り先が確保できるという営業手法をしている輩に蔵の酒を販売委託したことは・・・知らされていないとしても、蔵に罪はないのでしょうか・・・。

売り手も飲み手も見えない場所で・・・地酒という名の地方酒を売ってもらうことは売り手や飲み手との信頼関係あってこそと思うのですが・・・。そんな“綺麗事”じゃぁ、やってけない辛い時代なんでしょうか・・・。
Commented by 酎州大分 at 2009-06-28 23:55 x
HAKUDOU師匠・・・仕掛けられた“味”よりも、醸した“味わい”を飲みたいですね・・・綺麗なオベベを着せられた“○○県の地銘酒”と銘打って都会地の酒屋に並ぶことも必要ですし、あるに越したことはないのですが・・・先ずは、地元のオイさんや祭りの場で大手よりも地元の“酒”としてあることがつくづく必要だと思います・・・。

ですが・・・時代は確実に「横柄さ」、「同じ売れる味への誘導」、「プレミア化推進」に邁進しています・・・。

そんな酒しか残らない時代がくるんでしょうか・・・淋しい限りですが・・・このプロデュース営業部長の活躍が・・・地方の蔵を甦らせる“善業”として語り継がれるのかもしれませんね・・・。
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