HAKUDOU師匠と“日田”巡行(その3)・・・“角の井”井上酒造と“清渓文庫”
“月隈”を出発し・・・次に、めざした“目的地”は・・・古くから清酒“角の井”で親しまれてきた“井上酒造”・・・県道671号線を山越えで“大鶴”へ・・・。

c0001578_1146742.jpg途中、山間の県道沿いにある店で“塩くじら”の看板・・・師匠とその伝統の“保存食”を覘いて一服した後、下ると・・・川沿いに線路が続く開けた農村風景・・・古くは“日田郡大鶴村”であった“日田市大肥町大鶴”・・・。

JR九州“日田彦山線”に沿ってR211号線を“夜明ダム”方面に少し走り・・・道沿い山手側に“角の井”の看板が見え・・・此処が蔵元とすぐわかります・・・。

連休中のためか?道沿いの“事務所兼小売店舗”は閉まっていたので・・・その脇を“井上準之助 生家→”と“清渓文庫→”の看板に誘導されて上った駐車場に車を止め・・・“蔵”を訪ねたのですが・・・呼び出せど家人は現われず・・・どうも“休日”のご様子・・・(笑)。

少しだけ内部を見せていただいて・・・その“佇まい”に触れることができました・・・。ご紹介がてら・・・この“蔵風景”をご覧いただきましょう・・・。

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c0001578_1146338.jpgR211号線を“夜明ダム”方向から見た蔵の“小売店舗”・・・清酒“角の井”の赤い文字が目印です・・・。

この日、事務所(店舗)は閉まっていので・・・残念ながら、自慢の清酒や焼酎は買い求めることができませんでした・・・。

c0001578_11494566.jpgやはり地元では清酒“角の井”が屋号代わりでありますからねぇ・・・。

少しばかり遠慮気味に黒い看板・・・この蔵のスタンダード麦焼酎「九州んもん」・・・。

そして・・・“芋”焼酎の“北上”を象徴する新焼酎の案内看板・・・。


c0001578_11495914.jpg手前の事務所には、現在の麦焼酎の主流銘柄「百助」の暖簾・・・。

奥は、“瓶詰め工場”なのでしょうか?・・・工場の外壁にも“角の井”・・・。


c0001578_11501449.jpg福岡県境に近い山々を背に・・・“地蔵”の趣も残る工場・・・ここも赤レンガ角煙突がありました・・・。


c0001578_11504638.jpgそして・・・この看板が“井上酒造”の歴史の奥深さを物語る“井上準之助 生家”との看板・・・。


c0001578_115115.jpg旧家の“蔵元”造りがそのまま・・・昔は、こちらが“造り酒屋”の玄関だったのでしょう・・・。

“清閑”な中に“格式”と“品性”と“理性”が調和するような佇まい・・・実に見事な“旧家”です・・・。

c0001578_11464997.jpgここにも玄関に魔除けの縁起飾り“ぱいぱい花”・・・。

c0001578_11471343.jpg今は蔵の三代目の末弟“井上準之助”を偲ぶ資料館“清渓文庫”となっています・・・。春は、3-5月末まで・・・秋は、9-11月末まで・・・期間限定で公開されています・・・。

井上準之助”・・・雅号“清渓”・・・。大正から昭和へ“第一次世界大戦”、“関東大震災”、“世界恐慌”と激動する“20世紀”初頭に・・・“日銀総裁”、“大蔵大臣”として、金融財政の舵取りを行った政治家・・・。


c0001578_11472785.jpgその“遺功”を伝え・・・生家たる蔵の“風土”を味わう・・・歴史を“醸す”とでも言いましょうか・・・そんな蔵景が浮かびます・・・。


c0001578_11474651.jpg “大日本高級酒”とある戦前の額装の展示・・・“角の井”と“準渓”とは、当時の銘柄なのでしょう・・・。


c0001578_11485956.jpgそこから少し蔵内へ進むと・・・準備は整っていた試飲銘柄・・・(笑)。誰か家人がいらっしゃれば・・・是非、師匠に試飲していただきたかったんですが・・・節操無き“無断試飲”は、遠慮いたしました・・・(笑)。

向って右から・・・清酒の「無濾過 生原酒」と・・・売り出し中の芋焼酎でしょう「天領金芋」・・・そして麦焼酎「百助」シリーズ3種・・・青い“常圧粗濾過”と赤い“(減圧)高精白”と黒い“(減圧)レギュラー”・・・。


c0001578_11491529.jpgこの蔵の焼酎では、いわゆる“長期貯蔵=樽モノ”も定評があり・・・“樽貯蔵”した酒質の味わいがこんなにあるのかと驚かされたことがあります・・・。

例えば・・・あの“森のささやき”シリーズで製品化した「大自然の詩」の“常圧”と“減圧”や・・・「夜叉」など・・・。

今でもこうして“樽長期貯蔵=ビンテージ”があるので・・・“樽モノ”焼酎が好みの方は・・・“穴場”ではないでしょうか・・・。

c0001578_11493220.jpg竹の“箍(たが)”の表面が磨れ、木目も浮かびあがった表情を見せるこの年季の入った“桶”は・・・“18石”とのこと・・・。

その土地の“清酒”へのこだわりと“愛情”も・・・ひとしお・・・のようです・・・。

歴史が息づく旧蔵の風情・・・次回は、“清渓文庫”に入館してみたくなりました・・・。

春の公開は・・・今月末まで・・・。来週の“川開き観光祭”に日田を訪れる方は・・・その折に是非、こちらにもお立ち寄り下さい・・・。
by project-beppin | 2010-05-15 11:58 | 焼酎文化考 | Comments(2)
Commented by syotikure at 2010-05-15 17:23
日田に立ち寄った際、高速のインター辺りで「百助」の文字を目にして印象に残っていたんですが、その井上酒造さん、あの城山三郎著「男子の本懐」で有名な井上準之助の生家だったんですね~。初めて知りました。

それにしても、年季の入った木目の深み、大分の人材層の厚み、何か共通するものを感じてしまいます。
Commented by 酎州大分 at 2010-05-16 09:06 x
ショチクレさん・・・おっしゃるとおり、インター近辺に、"角の井"と"百助"の建て看板が設置されています・・・。

蔵元の所在地は、その市街地から一山越えた福岡県境に近いところですが・・・村庄屋のような旧家名家の風格ありで・・・当時の蔵元の末っ子であったのが“井上準之助”氏だったとのこと・・・。私も、恥ずかしながら、詳しく知ったのは・・・この巡行後調べて・・・です・・・(笑)。

積極財政の“高橋是清”・・・緊縮財政の“井上準之助”・・・と、対照的に語られることもあるようですね・・・。その「男子の本懐」・・・この蔵の“大吟醸”清酒にもなってます・・・。

そういえば・・・大分の蔵元のいくつかに・・・歴史に名を残す先哲や偉人を輩出した経緯が見てとれますね・・・。ここの“準之助”氏・・・臼杵の小手川縁の作家“野上弥生子”・・・日田はクンチョウ縁の宇佐灌漑土木に尽力した“広瀬久兵衛”などなど・・・。

蔵を訪ねながら・・・大分の歴史も紐解けると・・・何か、得した気分になります・・・(笑)。
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