浜脇薬師まつり(その壱)・・・見立て細工と浜脇温泉
 「宿題が終ってないと行けないのよ~、分ってる~」という女房殿の言葉に・・・ここ二、三日素直に従っていた次男坊・・・。
 次男坊が気に入っているお祭りで・・・毎年のように出かけるのが・・・この「浜脇薬師まつり」です。

浜脇薬師まつり(その壱)・・・見立て細工と浜脇温泉_c0001578_25631100.jpg 「行くぞ~」と次男坊に声をかけて・・・朝見川に沿って・・・下ると・・・ワシントニア・パームが川沿いに立ち並び・・・対岸(右側)の浜脇温泉の周りが縁日の灯りで・・・迎えてくれます。

 テクテク歩いているうちに・・・浜脇温泉が近ずくと・・・何処からともなく次男坊の名を呼ぶ声・・・次男坊は、オヤジを振り返りながら・・・目と目で暗黙の了解・・・友達が手を振る方へと・・・消えてゆきます。
 さて・・・オヤジはというと・・・まずは、テントの中に並ぶ・・・「風流見立て細工」を見物しましょうかねぇ・・・。




浜脇薬師まつり(その壱)・・・見立て細工と浜脇温泉_c0001578_2565839.jpg
 道沿いに立ち並ぶ・・・「風流見立て細工」の展示テント

浜脇薬師まつり(その壱)・・・見立て細工と浜脇温泉_c0001578_2574447.jpg 今年の見立て細工の市長賞・・・大河ドラマにちなんだ・・・「義経」。
 戦前戦後を通じて・・・別府が竹籠の一大産地となる拠点であった浜脇地区は・・・日用雑貨の竹製品を見立て細工に多用します・・・この深い地霊の宿るような文化の風情・・・魂があります。

浜脇薬師まつり(その壱)・・・見立て細工と浜脇温泉_c0001578_2575936.jpg 私の今年のイチオシは・・・コレ!・・・背中から覗いているのが愛嬌(3年後の先取りですから~)・・・なかなかの発想と創意工夫。

浜脇薬師まつり(その壱)・・・見立て細工と浜脇温泉_c0001578_2581584.jpg 他にも・・・スペース・シャトルの船外活動を捩った電気屋さんの出品作

浜脇薬師まつり(その壱)・・・見立て細工と浜脇温泉_c0001578_2591853.jpg 地区の方々の力作・・・面白い・・・。

浜脇薬師まつり(その壱)・・・見立て細工と浜脇温泉_c0001578_30297.jpg 眺めて楽しんでいるうちに・・・浜脇温泉の広場に・・・到着。
 このアーチ上のモニュメントは・・・この浜脇地区再開発で取り壊された・・・旧“浜脇高等温泉”の建築遺跡で・・・当時の向きのまま設置されています・・・。
 これが・・・この祭りのメイン会場となる浜脇温泉広場の入口ゲート的なシンボルです。
 浜脇温泉広場の中は・・・“浜脇薬師堂”と地域の方の模擬店といった感じ・・・明日は、ここが“花魁道中”・・・顔見世口上のメインステージとなります・・・。

浜脇薬師まつり(その壱)・・・見立て細工と浜脇温泉_c0001578_301845.jpg 浜脇温泉・・・別府市営温泉のひとつで・・・朝6時半から深夜1時まで・・・市営温泉で一番長く営業している温泉です。今日はこのお祭りで・・・無料・・・日頃はビジター100円です。
 久しぶりに入りましたが・・・ホント銭湯気分の温泉です。
 この温泉に隣接する・・・「湯都ピア浜脇」は・・・500円の温泉ランド・・・観光客や県内レジャー客向けって感じで少し高級・・・。

浜脇薬師まつり(その壱)・・・見立て細工と浜脇温泉_c0001578_3523089.jpg 初めて、“温泉マーク”を法被に刷って・・・「山は富士 海は瀬戸内 湯は別府」というキャッチ・コピーを富士山頂に建てるという観光キャラバンをやったり・・・初めて、“地獄めぐり”を事業化・・・当時としては奇抜なバスの観光案内嬢“バスガイド”を誕生させた男・・・戦前の温泉観光を築き挙げた別府観光の父“油屋熊八翁”も・・・この日にあわせてご登場・・・。
by project-beppin | 2005-08-28 03:02 | 大分の風土・行楽
<< 浜脇薬師まつり(その弐)・・・... エッジ感が残る甘旨み・・・「西... >>