大吟醸酒粕から醸した焼酎・・・「KASUTORI」
最近は、いろんな方に教わって“粕取焼酎”も気になってます。酒粕から醸す昔ながらの焼酎。
大分は、もともと清酒を飲む土地柄・・・粕取焼酎は豊後の焼酎ルーツのひとつなんでしょうね。

大吟醸酒粕から醸した焼酎・・・「KASUTORI」_c0001578_2143573.jpg目に飛び込むハレーションを起こしそうな青い瓶と・・・まるで自宅でプリントアウトしたような赤いラベル・・・その名も『KASUTORI』

香気は辛口の清酒のようですが・・・口に含むと辛甘さにあの『富源』と共通する籾殻醸し風味を感じます・・・。
舌触りに荒旨味があるように思うこの風味は・・・鼻腔に抜けるときに“籾殻醸し香”として余韻を漂わせます。この素朴な癖はなかなか他では味わえません・・・堪らんの~。
大吟醸の酒粕を籾殻と蒸篭(セイロ)式蒸留器で醸す“正調粕取焼酎”の新顔とでも言えばよいでしょうか・・・。

肴は・・・鯖の味醂焼き・・・身はホッコリしていますが・・・ちょっと甘すぎましたかねぇ。

■「KASUTORI」(小野酒造:大分郡/常圧:酒粕)25度・・・正調粕取焼酎
正統な籾殻による蒸留、香りは吟香、辛甘さと籾殻醸し香味の荒旨味を持つ粕取焼酎。大吟醸の酒粕で醸した素朴な味わいと余韻は癖になる一品。
by project-beppin | 2005-01-10 21:07 | 豊後の粕取焼酎
<< 麹の甘みが無濾過の個性・・・「... 野郎ばかりの新年会で・・・「兼八」 >>