豊後歳時記・・・彼岸花
昨日・・・田園風景の続く・・・豊肥線沿線を訪ねました・・・。
諺どおり・・・“暑さ寒さも 彼岸まで”になってほしいと願うのですが・・・まだ、何となく“夏のなごり”のような時候・・・。

c0001578_019314.jpgそんな時候であっても・・・いつの間にか・・・畦端を律儀に咲き初める「彼岸花」・・・別名“曼珠沙華”・・・。
緑が少しずつ黄色く変わりゆく棚田は・・・頭を垂れはじめた稲穂・・・金色に近づく“豊穣の彩”・・・。
その畦端の草刈りの後も・・・この紅い花だけ・・・刈り取られず挿し植えたように残る風情は・・・“豊穣”を願う農家の神への“献花”のようであり・・・地霊に捧げる“供花”のようでもあります・・・。

この花を忌み嫌うような言伝えや慣習が残る地方もありますが・・・
私は・・・この路傍のコントラストこそ・・・“豊後の初秋”を告げる自然の景色・・・と思っています。




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by project-beppin | 2005-09-21 00:28 | 大分の風土・行楽 | Comments(2)
Commented by daidai_LA at 2005-09-21 01:03
なんとも・・・風情がありますね。
子供の頃は少し怖いような気がしてた(なんでなのか…?その名前からか、
燃えるような赤い色からかも知れません)んですが、今は少し物悲しい
切ない思いをすれこそ、とても美しいと思いますね。
ステキな風景をありがとうございます!
Commented by 酎州大分 at 2005-09-21 02:11 x
daidai_LAさん・・・私は、子供の頃、畦道でチャンバラ風に棒きれを振り回して・・・この花を落とすのが・・・楽しみな悪ガキ坊主でした・・・(笑)。

何となく・・・横溝正史シリーズの描写にありそうな・・・イメージがある花ですよね・・・(笑)。

でも・・・この紅の花は・・・“慈愛”というよりも・・・“慈悲”の心を・・・呼び覚ますような風土の精神性が宿っているようで・・・“その物悲しい切ない思い”の美しさを感じるようであれば・・・やっぱ、LAでいても・・・メンタリティーは根っからの日本人であり続けますね・・・。日本の季節感と精神性を感じていただけて・・・何より・・・。
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