年の初め(その二)・・・地酒を聞く“オヤジの正月”
今思えば・・・今年は怒涛の元旦でした・・・“こんぴら詣り”、“酒蔵初詣”、“善通寺参り”と・・・“欲深い元旦”とも言いますが・・・実は、まだあります・・・(笑)。

年の初め(その二)・・・地酒を聞く“オヤジの正月”_c0001578_051543.jpg元旦の夜・・・皆が持ち込んで揃った酒・・・
 清酒「金陵 上撰 国の光」
 この日買った清酒「凱陣 上撰」
 私のことを思ってか?芋焼酎「吉兆 宝山」
私自身が持ち込んだ・・・
 麦焼酎「常圧 常蔵 原酒
 自製梅酒「夢の風 鴬宿」

印象に残っているのは・・・やっぱり“地酒”「金陵」と「凱陣」

「金陵 上撰 国の光」・・・親戚の日常酒で神棚のお供酒も、晩酌も、たまに料理酒にもこれだそうです。
私の飲んだ印象は・・・なめらかなコクのある淡辛口という感じ・・・程好い酸味に甘みもウェットな厚みがありますね・・・。

「凱陣 上撰」・・・地元の酒屋でも置いてあるところが限られているんだそうです。
こちらは・・・すっきりとした口あたりのキレが素直な淡旨口という感じ・・・爽やかな酸味と甘みのバランスが好いですね・・・。

地酒の話を聞いてみたんですが・・・日頃飲んでいる「金陵」が清酒の“原体験”である親戚は・・・
 「家でも、祭りでも、飲み会でも、ずっとこれ(金陵)やろがぁ・・・やっぱりこれが旨い。ワシには、それ(凱陣)は美味しいけど“味にコシがない”気がするがぁ・・・。」と・・・

“味にコシがない”?・・・一瞬、“うどん”のような表現と思いましたが・・・なんとなくわかります。普通酒のもつコクの癖・・・のような味わいを“コシ”と表現しているような気がします。

私には・・・“味”ということだけを尺度にすれば「凱陣 上撰」が、口に合っていますが・・・“地酒”を語る地元の人の“旨い”は・・・酒の“原体験”と“日常の想い出”に介在しているか否かということも重なっていて・・・単に“味”だけで語るのとは別の次元かもしれません・・・そんなことを思ってしまいました・・・。

結局、「金陵」が空いて・・・「凱陣」は2合ほど残り・・・「常圧 常蔵 原酒」は私がほとんどひとりで飲んでいて・・・「吉兆 宝山」は開かずじまい・・・。自家製梅酒は・・・女房殿ほか女性たちでソーダ割りにして半分ほど・・・。

こうやって酒を飲みながら・・・いろんな話に花が咲き・・・酔っぱらってコタツで眠り込んだという始末・・・“オヤジの正月”とは・・・醜態を曝しながらも、こんなもんです・・・(笑)。
by project-beppin | 2006-01-01 20:30 | 旅先の酒と食
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