“柔爽”な甘みで飲む“豊後ロック”・・・「どっとん」
秋の行楽シーズン到来を告げる“秋分の日”・・・この週末は、各地秋祭りが行われています・・・。昨年は・・・竹田の“岡城”や緒方の“原尻の滝”などへ出かけたんですが・・・今年は、明日の“運動会”に備えて“家事手伝い”・・・(笑)。

“柔爽”な甘みで飲む“豊後ロック”・・・「どっとん」_c0001578_21172462.jpg昨夜は・・・23時頃、遅く帰り着いて“ひとり晩酌”・・・。

女房殿がテレビを見ている横でオヤジひとりで晩酌準備・・・。
冷蔵庫を開けてアテを探していると・・・県南は“米水津(よのうず)”の“丸干し”を見つけ・・・心の中で“ラッキー”と囁きます・・・(笑)。

片口いわし”の丸干し・・・この辺では別称“ほほたれ”・・・“頬”が垂れるほどの旨いめざしをオーブンで軽く炙って・・・一杯やりましょうか・・・。

“ワンカップ清酒”が続いていましたから・・・ドライ淡麗な麦焼酎のキレ味が恋しくて恋しくて・・・野津町の赤嶺酒造場の定番中の定番・・・“田舎の好コッチ”『どっとん』・・・。

この蔵の焼酎は・・・フルーティーな旨口タイプの常圧蒸留「赤嶺」以来ですが・・・実は、この定番焼酎も“安さと旨さのパフォーマンスが高い”と・・・“常飲”している友人から聞いていました・・・。

“生”で飲もうと・・・鼻を近づければ、柔らかく爽やかな香りを楽しめます・・・口に含んだ印象も、熟した甘みが福与かに口中に広がる感じ・・・舌の上で拡散したあと、鼻腔へ抜ける香味に幾分ドライな辛旨さを秘めています・・・。
喉越しも・・・カドが取れた心地よい味わいに・・・甘さが残っていて・・・スムースに飲むことができます・・・。

そして、なんと言ってもこの季節・・・豊後の旬鮮柑橘“かぼす(香母酢)”を搾って飲む“ロック”が美味しいです・・・正に“豊後ロック”・・・。丸まる一個を8分割に“櫛切り”したかぼす・・・“緑の酸香”を“ぎゅっ”と搾ってグラスに浮かべます・・・。

転がる氷をステアして“クィッ”と飲めば・・・、この焼酎の特徴的な甘みに・・・フレッシュな柑橘酸味が混ざった“酸甘み”が爽やかです・・・。これは、旨いです・・・最高!

もちろん・・・“ほほたれ”にもかぼすを搾って・・・噛めば滲み出る苦芳ばしい味にちょい酸味・・・頬が垂れた後、下顎がなくなるくらい旨い・・・。

これがホントの“片口いわし”ならぬ“片口旨し”・・・なんてね・・・(笑)。

■「どっとん」(赤嶺酒造場:臼杵市/減圧:麦・麦麹)20度・・・ドライ淡麗タイプ
 柔らかく爽やかな香りに、熟した甘みが福与かに口中に広がる淡麗タイプ。特徴的な甘みと辛旨さのキレのバランスがしっかりしていて、カドが取れた味わいは、定番たる旨さの真髄。




“柔爽”な甘みで飲む“豊後ロック”・・・「どっとん」_c0001578_13565170.jpg“片口いわし”・・・稚魚(しらす)は“ちりめん”に・・・小さなうちは“いりこ”に・・・このくらいになれば“丸干し”にと・・・実は、豊後の海の“味の主役”・・・。

いわしの丸干しも・・・“うるめいわし”や“まいわし”がありますが・・・庶民的でホロ苦みが味わい深いのは・・・やっぱり、この“片口いわし”です・・・。


“柔爽”な甘みで飲む“豊後ロック”・・・「どっとん」_c0001578_1357871.jpgこの季節・・・“かぼす”の柑橘香酸で飲む麦焼酎・・・大分の“旬飲”・・・“ロック”も“お湯割り”も・・・美味しいなぁ~・・・。

坐来”でも・・・“かぼす”と“麦焼酎”のドリンク・フェア・・・やればいいのに・・・(笑)。
by project-beppin | 2006-09-23 13:58 | 大分麦焼酎
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