“地獄蒸し”で飲む(上)・・・ウチワエビと米焼酎「さよなら臼三線」
“いでゆ坂”を抜けて・・・首に巻いたタオルで汗を拭きながら・・・“お疲れさん会”の会場となった“双葉荘”へと・・・。

“地獄蒸し”で飲む(上)・・・ウチワエビと米焼酎「さよなら臼三線」_c0001578_4592452.jpg玄関から、案内されたとおりに・・・入り組んだ階段を奥の間へと向うと・・・ワイワイガヤガヤと盛り上がる声が聞こえます・・・。廊下から覗くと“自炊貸間”の六畳間に座卓を並べて十数人が湯呑や缶ビールを片手に・・・既に、飲みはじめています・・・。

「遅くなりましたぁ~」と座に加わり“駆けつけ三杯”・・・発泡酒を呷って・・・座卓に並べられた“地獄蒸し”食材を見渡すと・・・なんと!“蟹”と“海老”・・・どちらも旨いんですが、数に限りがあるということで“二者択一”を迫られ・・・“ぱっちん”の愛称で知られる“ウチワエビ”をいただきました・・・。

こんな“地獄蒸し”の旨さを楽しむ焼酎は?と・・・臼杵から参加した知人に勧められたのが・・・旧野津町(現臼杵市)の藤居酒造の米焼酎『さよなら臼三線』・・・。
聞くところによると・・・“幻の軽便鉄道”から道路(R502号線)になり・・・臼杵駅から野津を経由して三重駅(現豊後大野市三重町)までを結んでいた“旧国鉄(JR九州)”のバス路線がこの4月に廃止になり・・・それを偲んでつくられた地元限定200本の記念パッケージラベルだそうで・・・どうも、中味は米焼酎「時の旅人」のようだとのこと・・・。

もちろん“ロック”で飲みましたが・・・穏やかな香りと円やかさが伝わる口あたりで・・・米らしい清楚で落ち着いた味わいです・・・。喉越しも甘みが優しく通り抜ける感じ・・・キレのある余韻も引っかからないスムースさがあって・・・さすが“洞窟かめ囲い貯蔵”のなせる“円熟”した味わいでした・・・。

■ 「さよなら臼三線」(藤居酒造:臼杵市/常圧:米・米麹)25度・・・米焼酎
 穏やかな香りと清楚な米甘みの落ち着いた味わいが円やかに伝わる口あたりの米焼酎。甘みが優しく通り抜けると同時に、喉越しのスムースなキレに円熟した洞窟貯蔵の味わいが宿る良品。(洞窟かめ囲い「時の旅人」のラベル換え?)

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“地獄蒸し”で飲む(上)・・・ウチワエビと米焼酎「さよなら臼三線」_c0001578_50626.jpg宴席に着いた時には・・・丁度こんな感じで蒸し上がった“蟹”や“海老”や“さざえ”や“枝豆”などなどが・・・半割り竹の器で座卓に並んでいました・・・。


“地獄蒸し”で飲む(上)・・・ウチワエビと米焼酎「さよなら臼三線」_c0001578_50253.jpgそしてこれが・・・“ウチワエビ”の殻をとった“剥きエビ身状態”・・・。

“地獄蒸し”の旨さが格別なのは・・・茹でたモノとは違い、本来の身の旨味が薄まらず逃げ出さずそのまんまでこの身に宿っているところ・・・。


“地獄蒸し”で飲む(上)・・・ウチワエビと米焼酎「さよなら臼三線」_c0001578_524010.jpgいやぁ~・・・なんともこのエビの風貌からは想像もつかないような旨みのプリプリした身質・・・伊勢海老に勝るとも劣らない艶かしい食感は・・・絶品です・・・。

ほんの20分ほど蒸すだけで・・・抜群に旨いとはこのこと・・・。
蒸し上げ直後なら・・・“伊勢海老”をも超越してます・・・(爆)。


“地獄蒸し”で飲む(上)・・・ウチワエビと米焼酎「さよなら臼三線」_c0001578_525854.jpg“自炊貸間”に備え付けの食器も借りることが出来ますから・・・汁椀に氷を浮かべて“ロック”・・・気取らず飲める雰囲気があって・・・この後もグビグビ飲みますよ・・・(笑)。
by project-beppin | 2007-07-31 05:03 | 地焼酎(米 ect.)
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