信仰心が宿る“阿弥陀堂”・・・「富貴寺」
思い出したように・・・“昭和の町”からの帰路に寄った“六郷満山”の“国宝”・・・現存する九州最古の木造建造物の佇まいを・・・ご紹介いたします・・・。

c0001578_1123693.jpg“田染荘(たしぶのしょう)”から山間(やまあい)に向かうと・・・T字路になった道際にひっそりと続く山門のある素朴な石段・・・蓮華山「富貴寺」・・・六郷満山霊場 第2番札所 本山末寺・・・。

“蕗(ふき)”という地名の集落にある古刹・・・その創建は・・・平安時代に“宇佐神宮”宮司の“氏寺”として建立されたとされています・・・。

山門を潜ってさらに参道の石段を上ると・・・気品漂う“宝形造(ほうぎょうづくり)”屋根の美しさが見え始め・・・石段を上りつめると境内の大樹の奥に・・・凛とした“大堂(おおどう)”が・・・幽玄な厳かさに満ちて眼前に迫ってきます・・・。

国宝 「富貴寺 大堂」・・・平泉の“中尊寺 金色堂”、宇治の“平等院 鳳凰堂”と並び称される“日本三大 阿弥陀堂”のひとつ・・・西国における“阿弥陀信仰”の御堂建築として、その様式美が特徴的であるだけでなく・・・当時の信仰心が宿っている“美しき心象”を感じることができました・・・。

この日は、あいにくの小雨模様の天候で、湿度が高かったため・・・堂内は非公開でしたが・・・一度は、ご本尊“阿弥陀如来坐像”とこの堂内壁や柱に描かれた“大堂壁画”、“浄土図”などを拝見したいものです・・・。

国東六郷満山霊場巡り ”も・・・これで「文殊仙寺」、「岩戸寺」、「胎蔵寺」、「伝乗寺(真木大堂)」に続き5箇所め・・・納経帳を持参したくなりました・・・(笑)。
大分の“国宝”という意味では・・・「宇佐神宮」、「臼杵石仏」に続いて3つめでしょうか・・・。
秋の行楽シーズン到来!・・・大分の“国宝”と国東半島の“六郷満山霊場”を訪ねてみるのも・・・おススメです・・・。

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c0001578_7135348.jpg富貴寺の入口風景・・・道路を挟んで参拝者のための駐車場があり・・・その道路に対面した山門へ向う参拝の石段は、見逃してしまいそうな素朴さです・・・。

よく見ると・・・石段の先に山門と“榧(かや)”の大樹が目印となります・・・。


c0001578_7142728.jpg古刹らしい山門には・・・“阿吽”の仁王石像・・・。

c0001578_7153215.jpg向って右の“阿形”像・・・。

c0001578_7154917.jpg向って左の“吽形”像・・・。

どちらも、にくめないご尊顔の仁王様です・・・。


c0001578_716333.jpg山門をくぐれば・・・幅広い石段の上に“大堂”の美しい瓦屋根が見えてきます・・・。

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“大堂”の正面に立って見ると・・・大きさは、それほど威厳のある大建築ではないのですが・・・落ち着きのある清楚な厳かさ・・・。

屋根瓦の曲線の美しさ・・・“行基葺き(ぎょうきぶき)”瓦の遠近感も・・・シンメトリーな構造で、屋根、御堂、濡れ縁のバランスも絶妙な佇まい・・・思わずこの“大堂”に“手を合わせ”たくなります・・・。

平安時代の“末法思想”から始まった“浄土信仰”・・・“阿弥陀如来”に救いを求める信仰が、この御堂を建立し・・・内部に東に薬師、南に釈迦、西に阿弥陀、北に弥勒の“四仏浄土”や・・・内陣四隅の四天柱に極彩色の“曼荼羅図”を画かせ・・・仏・菩薩・明王・天部を配したとされています・・・。

これら創建当時の荘厳な信仰装飾は・・・“大分県立歴史博物館”内に復元され常設展示されています・・・。

c0001578_717097.jpg境内の“(かや)”の大樹・・・御堂自体の木材もご本尊もこの榧の木が使用されています・・・。


c0001578_717167.jpg土塀の続く古刹の佇まい・・・。

c0001578_7173325.jpg山門前には・・・ちょうど赤紫の“”の花が・・・秋の訪れを告げていました・・・。
by project-beppin | 2007-10-07 01:15 | 大分の風土・行楽 | Comments(0)
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