"元禄"に遡る蔵夜景・・・クンチョウ酒造
"ひた 千年あかり"のクライマックスは・・・豆田町界隈の"上町通り"と花月川に架かる"一新橋"が接する角地・・・風格のある伝統的な建物の中にありました・・・。

c0001578_056415.jpg間口も奥行きも広さを感じさせる敷地の"蔵構え"・・・日田の"清(酒)焼(酎)混淆"の"三"蔵元のひとつである"クンチョウ酒造"が創業以来、酒造りを続けてきた"酒蔵"の佇まい・・・日頃は、なかなか見ることができない“夜景”の蔵情緒・・・。

“元禄”年間に建てられた蔵も現存するという風格の蔵景色は・・・“祭り提灯”の灯る広い土間から蔵の奥へと人々を誘います・・・。

今でもこの蔵の奥で醸されるという清酒「薫長」の旨さは・・・麗かな日田の“地霊”の味わい・・・上品な“清麗淡辛”・・・。あの“鷹城”で飲んだ“竹酒”の旨さを思い出すことができました・・・。

入ってすぐ右側が直営ショップ“薫長酒館”・・・左側はこの蔵オリジナル赤米入り“吟醸アイスクリーム”が食せるカフェ“旅の舎”・・・。

“竹灯り”に誘われて・・・薄明りの灯る蔵の奥へと進めば・・・そこには“酒蔵資料館”・・・。

この古きを愛しむ伝統を誇れる美しさ・・・麦焼酎「豊の国」と「薫露」、芋焼酎「亀山」、蕎麦焼酎「川霧」と米焼酎「慈源」も・・・そして、清酒蔵の焼酎と言えば“粕取焼酎”「三隈」・・・その堂々とした一升瓶の姿を蔵の夜景に見出すことができます・・・。

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c0001578_23523957.jpg広い間口を奥へと・・・“清酒 薫長醸造所”の看板は造り酒屋の現役の標(しるし)・・・右にはギャラリー調の蔵直営ショップ“薫長酒館”・・・。

c0001578_2353254.jpg“天領”日田・・・“旦那衆”の宴席が思い浮かぶような“酒器”を“ひな壇”飾りで展示してます・・・。

これが清酒文化圏の“酒器”文化という展示・・・白木の一合枡・・・漆塗物の角樽・・・地元民陶である“小鹿田(おんだ)焼”の徳利?・・・有田・伊万里の染付け磁器のお銚子?も・・・。

c0001578_23531555.jpg蔵の奥へ・・・竹灯りが導いてくれます・・・。

c0001578_23532822.jpgその灯りに誘われて奥に向えば・・・“酒蔵資料館”・・・。

c0001578_23534242.jpg一階部分には・・・格子越しにこんな感じの“貯蔵タンク”が並んでました・・・。


c0001578_23535980.jpg年季の入った木製階段を上った蔵の二階部分・・・古い“梁”を潜るように・・・清酒を醸してきた道具たち・・・古きを愛しむとはこのこと・・・。


c0001578_23541869.jpg清酒の貯蔵に用いたという・・・この“酒囲い甕”・・・伝統を誇れる美しさ・・・。

c0001578_23543737.jpg“酒造資料館”から戻って・・・直営ショップ“薫長酒館”・・・この蔵の清酒や焼酎を選ぶことが楽しみであるのは・・・このオヤジだけではないでしょう・・・(笑)。

もちろん・・・試飲もできます・・・。

c0001578_23544978.jpgそのショップ内で見つけた“杉灯り”のランプ・・・これも“日田らしさ”の落ち着いた灯りです・・・。

c0001578_2355254.jpg古きを愛しみ・・・伝統を誇れる美しさ・・・“竹灯り”で揺らめく“薦樽”にも・・・“地霊”と触れ合えたような・・・“蔵夜景”でした・・・。

この蔵の女将の綴るブログ“酒蔵の女将日記”にも・・・この“ひた 千年あかり”の裏方苦労を垣間見ることができます・・・。
by project-beppin | 2007-10-26 00:56 | 大分の風土・行楽 | Comments(4)
Commented by tatinomi1 at 2007-10-26 05:54
薫長、なんと風格のある、厳かなる蔵。
文化の香りの漂う風情がいいですねえ。
本当に、大分の風土の深さを感じます。

子供のころ、薫長の「酒かす」の旨さに絶句。
大きくなったら「薫長」を飲むんだ!と決めていましたが、

いつのまにか「西の関飲み」になってしましました。
Commented by 酎州大分 at 2007-10-27 08:47 x
HAKUDOU師匠・・・日田の三大酒蔵の雄・・・“薫長”・・・造り酒屋の風格は、ここで今でも醸される酒に宿る・・・日田文化の味わいが・・・“酒粕”にもなんでしょう・・・旨いものは旨いですな・・・。

天領で福岡に近い日田は色濃く清酒文化圏・・・長崎は五島の小値賀(おじか)杜氏の技は、蔵の受け継ぐ真面目に品格をもつ酒を造っています・・・。師匠、今度、是非行きましょう・・・試飲できますから・・・。
Commented by 立ち呑みHAKUDOU at 2007-10-28 08:34 x
大分県人でありながら、日田には一回も行っていません。
中学生のころからあこがれの「薫長」蔵。
行ってみたいテンションが高揚しました。

常蔵の全麹、足立さんの書き込みありました。
11月、大分出張ありそうです。
Commented by 酎州大分 at 2007-10-28 23:37 x
師匠・・・日田・・・筑後川水系の源上流・・・三隈川の流れを澱みなく湛える“九州探題”のあった天領文化・・・福岡の経済圏であり文化圏であったその山間の文化はこれまた特筆すべきものがあります・・・。

薫長、井上、老松の三蔵の並び立つ酒処・・・街も清酒も焼酎もすばらしい味わいを見出すことができると思います・・・是非、行きましょう・・・あの“竹酒”も呑みましょう・・・。

ネット先行販売の“常蔵”・・・信濃に向いながら飲みたいですね・・・何てたって“善光寺”ですから・・・(笑)。

11月・・・日田で“竹酒”いかがですか?・・・。
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