豊後歳時記・・・“柚子”実るころ
由布市庄内町から始まる広域農道“奥豊後グリーンロード”に入ってすぐ・・・道沿いに実る果樹を見つけて車を停めました・・・。

c0001578_224795.jpg豊後の“香酸柑橘=シトラス”といえば・・・“カボス”と“ユズ”・・・。

露地モノは、“香母酢=カボス”が8月末から10月末頃までで・・・11月になれば、この少し大ぶりな黄色い玉生りが目立ち始めます・・・“蜜柑=ミカン”より大きく、“八朔=ハッサク”より小さい鮮明な黄色・・・そう、秋の深まりとともに色づくこの“香酸柑橘”こそ“柚子=ユズ”です・・・。

このちょっと硬くごつごつした皮肌・・・“ユズ肌”なんていう喩えに用いられることもありますね・・・。しかし、これを乾かして粉粒にして香りを引き出すとは・・・すばらしく味覚を刺激する“香辛料”であると思います・・・。

大分の“柚子”は・・・露地に生っている時は皮“香”が匂い漂うほどではないのですが・・・“柚子こしょう”や“柚煉ようかん”で加工品として用いると独特の濃い皮“香”が冴える味わいを生み出します・・・。

“柚子こしょう”発祥の地とされる大分では・・・まだ、青い柚子皮のうちに青唐辛子と練るのが“青柚子こしょう”・・・このように黄色く熟した皮と赤唐辛子を練るのが“赤柚子こしょう”と・・・色味を楽しみながら使い分ける“香酸柑橘”でもあります・・・。老舗の“七味唐辛子”屋さんでも、“陳皮”の代わりにこの乾燥“柚子皮”を用いて“柚子七味”とするとか・・・。

“香り”は皮、“酸”は実・・・と言われるように、皮を除いた実の方は搾って果汁100%“柚子酢”にします・・・。この季節、一升瓶に“柚子酢”を貯える作業が行われていることでしょう・・・。




c0001578_2234379.jpg“柚子”実るころ・・・そろそろ我が家でも“水炊き”鍋が食べたくなりました・・・(笑)。
by project-beppin | 2007-11-24 02:37 | 大分の風土・行楽 | Comments(2)
Commented by 笹 一角 at 2007-11-24 05:09 x
酎州大分さん、おはようございます。
晩秋の色調ただよう田園風景がすばらしいですね。棚田の向こうにすっきりと立つ豊後富士、藁こづみのあちらの鶴見岳、山塊の量感が意外に大きい高崎山...。それぞれすべてに感動です。
それと、寒気がきびしくなるとともに輝きを増す柚子。先日、晩秋の透き通った空気に誘われるままに秩父の山に登ってきました。麓は果樹園の村になっていて、この季節は柚子園で柚子が実っていました。あの金色の実は、日光を受ける面に偏って木にとりついているように見え、柑橘と日照との不可分の関係を思わせてくれました。
Commented by 酎州大分 at 2007-11-24 11:16 x
笹さん・・・おはようございます・・・。ご覧いただき、ありがとうございます・・・。

由布、鶴見、高崎の山容を望むこの丘陵田園地帯・・・由布市庄内町は、作為なき農村の風景画の世界でした・・・。

季節を知らせる“柚子”が彩り実る果樹の村風景・・・秩父にもありましたか・・・。芦ヶ久保は果樹園の里とのこと・・・“カリン”の香りが土産とは・・・。

もう雪が降っている秩父の“丸山”からの眺め・・・そして“山の神”・・・こういう“風土”に・・・なぜか触れたくなると原日本的体験・・・好いですよね・・・。

柑橘と日照の関係・・・自然の摂理・・・感じます・・・。

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