“極辛口”の清酒の如く・・・「天領時代おくれ」
今年の晩酌“飲み初め”となる焼酎は・・・四国・琴平に持参した大分・日田の米焼酎でした・・・。

“極辛口”の清酒の如く・・・「天領時代おくれ」_c0001578_391994.jpg元旦の夜・・・“三箇日は、肉は食べない”という信条を持つ家柄なのですが・・・「お節ばっかりやったら、子供達が飽きるやろぉ~ぅ。」と・・・“魚介水炊き”の鍋をつつきながらの食中晩酌と相成りました・・・。

そんな鍋の席では・・・大多数がビールを飲んでいましたが・・・“金陵”が地霊を宿す味わいの“清酒文化圏”である土地柄ですから・・・今年は、“麦”焼酎ではなく“米”焼酎をご披露・・・米焼酎『天領時代おくれ』・・・。

“米”と“米麹”の米焼酎に・・・“粕取焼酎”をブレンドしたという米原料“三様”が調和した焼酎・・・その独特の風味を期待して・・・“生”で飲んでみました・・・。

清々しいようで落ち着きのある酒粕の甘美な香りを聞くことができますし・・・米甘みの口あたりと辛口なキレが心地よく・・多少エッジのあるアルコール感を放って・・・喉越しにくすぐる程度の味わいの響きを残しながら・・・・“生”でも十分、ククッと飲めます・・・。

まるで“極辛口”の清酒の如く・・・米焼酎の旨みを甘露でドライな舌触りとともに伝えてくれますので・・・そうですねぇ~?・・・これは酒粕を蒸留した“粕取焼酎”が加わることで・・・(おそらく)減圧蒸留による米焼酎の香りと風味が際立っているという感じがします・・・。

大分の米焼酎も味わいが広がりましたねぇ~・・・吟醸香の「耶馬美人」、本醸造のような旨さの「天下無敵」、生原酒のような「余谷物語」、「千年あかり」などと比べれば・・・「天領時代おくれ」は、“純米酒”のような旨さと言えるのではないでしょうか・・・。

■「天領時代おくれ」(井上酒造:日田市/不明:米・米麹・酒粕)25度・・・米焼酎
 仄かに感じる酒粕の甘美な香りが清々しく、米甘みの円やかさに辛口なキレが秀逸な口あたりと純粋で真っ直ぐな味わいが心地よい飲み口。米焼酎を響かせる粕取焼酎のブレンドが光る優品。

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“極辛口”の清酒の如く・・・「天領時代おくれ」_c0001578_394493.jpg“魚介水炊き”鍋は・・・白身魚が鰈(カレイ)と鱈(タラ)の2種に、海老(エビ)と牡蠣(カキ)・・・。

やっぱ、冬の味覚“牡蠣”が、滋味エキスを含んでプルンと旨いですわ・・・。


“極辛口”の清酒の如く・・・「天領時代おくれ」_c0001578_31081.jpg絶妙なブレンドが味わいを引き出したと思えるこの焼酎・・・ブレンドベースとなった米焼酎は「五岳上人」、粕取焼酎はあの「大海」なんでしょうか?・・・興味深いですね・・・。

この蔵元“井上酒造”さんのある九州・日田と・・・ここ四国・琴平の“共通点”って何か分かります?・・・両地とも、江戸時代は“天領”ということなんですよ・・・。
by project-beppin | 2008-01-07 03:13 | 地焼酎(米 ect.)
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