HAKUDOU師匠と“九重”帰行(その1)・・・“龍門瀑布案内図”
日田の“三蔵”と“いいちこ日田蒸留所”を巡り終えて・・・既に15時大きく回ってしまってしまいました・・・。JR九州“久大線”沿線を巡る“清(酒)焼(酎)混淆”の旅となるよう・・・帰路に寄りたい“蔵元”はまだ二つ・・・玖珠町“亀の井酒造”と九重町“八鹿酒造”・・・。

HAKUDOU師匠と“九重”帰行(その1)・・・“龍門瀑布案内図”_c0001578_013159.jpgR210号線を一路“玖珠・九重”方面へ・・・玖珠川沿いに車を走らせながら、“鳥ん足”を買い・・・建ち並ぶ“天瀬温泉”を眺めて・・・“慈恩の滝”を過ぎ・・・玖珠町に入りましたが・・・もう16時・・・。

この時間では・・・二蔵は、無理と判断し・・・“亀の井酒造”さんは、またの機会にしました・・・。

そうとなれば・・・あの“御手洗酒店”の“角分け”文化の基調となる“大分第三の麦”焼酎「なしか!」の“八鹿酒造”さんをめざします・・・。

その前に・・・“八鹿の里”の象徴・・・その“地霊”の風土を感じる“竜門の滝”へ・・・。

この滝へと向うためには・・・滝沿いの高台に建立された禅宗三派の一つ黄檗(おうはく)宗“吉祥山 龍門寺”の境内を通るのですが・・・その寺に昔の滝の周辺図であるこの“龍門瀑布案内図”がありました・・・。

この“竜門の滝”を命名し、さらにその滝の各所に12の“名勝”を見いだした“名付けの親”こそ・・・この寺院を開山した黄檗宗開祖“大覺禅師=冉蘭渓道隆”だと・・・。

“滝”というと幾筋かの流水が一気に落下する風景が一般的ですが・・・この図を見ると・・・確かに“瀑布”と呼ぶに相応しいほどの水量があったんだと・・・今とは違った“滝姿”の絵図に興味を覚えました・・・。

この“滝姿”の変化の秘密は・・・↓Moreで・・・。


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HAKUDOU師匠と“九重”帰行(その1)・・・“龍門瀑布案内図”_c0001578_2563211.jpgこの案内図に細かく書かれた“名勝”の呼称は・・・(この写真に写っている各所で)・・・山姿を“吐月峯”、“帰雲洞”・・・段瀑上段の両壁を“前石壁”、“後石壁”・・・段爆上段の滝壷上部を“飛雲庭”・・・段爆下段岩部を“錦珠瑞”・・・下段に張出した岩を“眼聴岩”・・・。滝から下流は・・・“洗耳瀬”などと・・・。

滝を流れる水量が少なくなったのは何故か?と・・・地図で、玖珠川の支流であるこの“松木川”を調べてみれば・・・なんと!この滝の上流に灌漑用の“松木ダム”があり・・・水量は、そこで調整しているんでしょう・・・。


HAKUDOU師匠と“九重”帰行(その1)・・・“龍門瀑布案内図”_c0001578_0142468.jpgこれから夏休みの盛夏を向えると・・・キャンプ場も近く、地元の子供たちだけでなく、各地から訪れた子供たちの“滝すべり=川遊び”で賑わうんですが・・・日頃から親しんだ“滝川”ではなく・・・他の子供との“意思疎通”や多くの子供たち同士での“遊びのルール”も身についていないことも多く・・・自ずと、こんな“無粋”な“注意書”看板まで必要となったようです・・・(哀)。


HAKUDOU師匠と“九重”帰行(その1)・・・“龍門瀑布案内図”_c0001578_0143934.jpgこの“竜門の滝”の駐車場周辺には・・・お土産店や食事処もあって・・・“筑後川水系”の“玖珠川”の支流であるこの“松木川”ですから・・・“渓流の女王”こと“サクラマスの陸封魚”=“山女(ヤマメ)”が生息しているのでしょう・・・。こうやって・・・“塩焼”で食べることができます・・・。

今では・・・“鮎=アユ”同様に“遊魚放流”や“養殖”も増えていますが・・・いずれにしても、水がきれいな地ならではの“高級川魚”であり・・・この“ヤマメ”の背ごしや塩焼を頬張りながら、“地霊”の味と酒を愉しむのも“一興”ですな・・・。


HAKUDOU師匠と“九重”帰行(その1)・・・“龍門瀑布案内図”_c0001578_014572.jpgこれが“九重町のエノハ”=“ヤマメ”です・・・。

で・・・九州で通称“エノハ”と呼ぶ“川魚”の“薀蓄”を付け加えますと・・・実は、地理的“水系”によって“ヤマメ”であったり“アマゴ”であったりするんだと・・・。

つまり・・・“水系”によって在来種が“ヤマメ”か“アマゴ”で異なっているいるためだと・・・。

谷澤憧渓さんの
渓流茶房榎葉魚亭”によれば・・・“アマゴ”は、瀬戸内海に注ぐ“大野川水系”以北の北部九州に生息し・・・それ以外の九州各地は“ヤマメ”で・・・その両種の“混成水系”が大分の南部“番匠川水系”とのこと・・・(勉強になります)・・・。
by project-beppin | 2010-05-27 01:05 | 大分の風土・行楽
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