山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝
“盛夏”本番・・・うだるような暑さが続く中、“避暑”ドライブと決めて・・・杵築市山香町(旧 速見郡)へ・・・。そう、照返しに焼けるような“海”ではなく・・・濃緑の木立と美しき木陰を求めて“山”の“水辺”を巡ってみました・・・。

山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝_c0001578_5315137.jpgその“山”の“水辺”のひとつ・・・「羽門(うど)の滝」・・・。

別府からR10号線を北上・・・日出町の赤松峠を越え“八坂川”を遡るように山香町へ入ると・・・“田居”の交差点にある看板“羽門の滝”と“河川プール”に沿って左折・・・途中、案内標識に従い旧町道を山間へ向けて上ります・・・。

田畑を抜け、山道へと分け入るように車を進めると・・・目の前に“白竜伝説 名瀑 羽門の滝”の白い立看板・・・。すぐ脇の駐車場に車を停め・・・整備された遊歩道に下りて“滝音”に向って木立に囲まれた“沢”を歩いて・・・滝壷の間近へ・・・。

落差12mほどの黒き岩肌に・・・幾筋もの白き飛沫を流水紋として刻む“滝容”に・・・陽射しは、緑樹の葉の“サンバイザー”を透して和らぎ・・・“高温多湿”でありながら何処からともなく“涼風”が薫る“滝林浴”という感じ・・・滝を見渡し深呼吸して・・・澱んだオヤジの萎えた心も、“再生”したようです・・・。

身近にありながら、今回が初訪問となった“羽門の滝”・・・思った以上に好い処でした・・・。

夏休み期間中は・・・直ぐ下流に整備された子供向け“河川プール”も自由に使えて・・・“避暑”にも“滝林浴”にも“うってつけ”の“水辺リゾート”として・・・また、お子様連れの林間プール遊びの場として・・・隠れた“おススメ”スポットでした・・・。

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山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝_c0001578_5361934.jpg家族連れの車が止まる“駐車場”・・・。

この奥に“羽門の滝”があります・・・。

山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝_c0001578_5364842.jpg“駐車場”から滝下の沢へ向う石段を下りると・・・綺麗に整備された“遊歩道”・・・。

夏は・・・子供達にも安全にとの配慮もあってか?・・・地元の“環境保全グループ=羽門の滝を守る会”によって、下草を刈り、河川プールに滝水を引き込む環境美化の清掃運動が行われています・・・。

山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝_c0001578_537631.jpgまた、この滝に伝わると言う“白竜伝説”の看板もあって・・・以下に、その看板にあった“あらすじ”を・・・写し書きしますと・・・。
 
 此処堂床(どうどこ)の地に一宇の伽藍(がらん)あり 本尊地蔵を祭りて名も知れず 世を避けし美しき母と娘が堂を守る為に住んでいた。 
 何時(いつ)ごろの事か 罪深き日々を責め 地蔵にその斉教(さいきゅう)を修め この滝に行する武士がいた。年も過ぎ この堂を守る母と娘を見るに その瞳は深く露を宿し ふる舞う姿の麗しさに迷い 行の身の責め戒めも忘れ 身の生きる支えを求め頼んだら 娘は我故ある身ですので 百か日の間 その身を遠ざけてくださいと言われた。
 そして願(ねがい)明けの日の戌の刻(今なら午後8時のこと)に再び堂にてお会い致したいと答えた。


山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝_c0001578_538339.jpg やがて仮住まいにて待つ約束の日 五ツを待てずに 訪ねた武士。 その時 それは幻か あのあでやかなる娘 滝に抗(あらが)い眼は爛々と輝き 光りを映して美しく 真白きを素肌くねらし水飛沫(みずしぶき)も戯れる その様 妖気迫りて 思わず一声に すでに 彼(あ)の娘 嘆(たん)に乱れ悲恋の情け
 水面に残し 水底深く身を投ずるに 波紋の渦に沈めた。 その姿 再びこの世に還ることは無かったとか。 歳を経て村人の噂は悲し。
 しぐれる羽門の五ツ時 悶え悲しみ飛沫の滝を かき昇る白竜を見かけると言う。
村人達はいまだに 白竜悲恋を語部(かたりべ)に伝える。


山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝_c0001578_5385287.jpg水量は普段より少ないようでしたが・・・この辺りまで来ると“滝”ミストと木陰のおかげで・・・涼しく感じます・・・。


山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝_c0001578_546491.jpg
↑ 沢にある大岩の上から撮影した“滝容”全景・・・120°の“フォト・モンタージュ”・・・。
こうやって撮ると・・・逆に小さな滝に見えますが・・・実は、“地霊”を宿す威厳のある空間です・・・。

山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝_c0001578_6212928.jpg“苔”生す岩もしっとりと“滝ミスト”に潤った濃緑が美しく・・・水流が涼を呼ぶ“自然のクーラー”です・・・。

山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝_c0001578_6214554.jpg滝の沢から・・・振り返って見る遊歩道側・・・。

直射日光に透ける木々の葉は・・・額に汗する“暑さ”が照りつけているんだと思えないような・・・涼しく和らぐ“新緑”に見えたりします・・・。


山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝_c0001578_6222090.jpg沢から木立の奥の岩肌を見上げれば・・・何やら地蔵のように見える石像群の祠か“十王像”があります・・・。

山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝_c0001578_6224690.jpg戻りの遊歩道からの見返りの滝・・・“木陰”のトンネル・・・。


山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝_c0001578_623490.jpgこの沢に架かる“市道”橋をくぐって遊歩道が続いています・・・。


山香“水辺”の風景(その1):“滝林浴”と河川プール・・・羽門(うど)の滝_c0001578_6232370.jpgその遊歩道をまっすぐ進むと・・・この“河川プール”・・・。

“滝”の“沢水”を引き込んだ“滝水プール”・・・飛び込めるような深さではないので・・・小さな子供と山間の“夏景色”に映る家族の光景が・・・眩しくもありました・・・。
by project-beppin | 2010-08-02 06:25 | 大分の風土・行楽
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