“雨月盆会”(街酔い)・・・“佐伯逍遥”の“角涼み”と“夏おでん”
18時を回った頃・・・“酒”宰の“酒”向は、佐伯の“角打ち”へ出向こうと・・・盆休み前の営業時間が残り1時間ほどとなった“長木酒店”へ・・・“雨月庵”を出て“佐伯逍遥”・・・。

c0001578_22564547.jpg地元の“角打ち”をこよなく愛する“酒”宰・・・HAKUDOU師匠が敬愛する“長木酒店”の親仁さんに会えるのも・・・この“雨月の会”の楽しみであります・・・。

“長木酒店”へ一足先に乗り込んでいた“酒”宰・・・夕立が降り止んだ“蒸暑さ”を“夕涼み”に変える“角打ち”にと・・・業務用保冷庫から取り出しテーブルに置いた“生”酒2本・・・共に臼杵市の2蔵の代表銘柄・・・“藤居酒造”の「龍梅 “生” 貯蔵酒」と“久家本店”の「一の井手 本醸造 “生”」・・・。

「龍梅 “生” 貯蔵酒」は、コク旨さが冴える中口・・・「一の井手 本醸造 “生”」は、スッキリとキレの好い甘口・・・好み次第で、どちらも“角打ち”の“夕涼み”にはもってこいの夏の“冷”酒の旨さ・・・名付けて“角涼み”の旨さ・・・(笑)。

さあ、こうして“角涼み”から始まった“雨月盆会”の“佐伯逍遥”・・・“街酔い”の巻・・・↓のMoreで、その風情をご覧いただければと・・・。

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c0001578_32728.jpg夕立の中、“長木酒店”に到着し・・・チューバさんが傘をたたもうとしたところに飛んできたアブラゼミ・・・傘に停まって“雨宿り”?の景・・・(笑)。

そのまま、傘をたたまず入口脇に置こうとしていたチューバさんでしたが・・・次の瞬間、飛び去ってしまったという“旬”な瞬間がありました・・・。

夕立に 蝉も鳴けぬか もらい傘
               酎州

c0001578_2257154.jpg店内では、“酒”宰の“角涼み”の“生”酒が話題となり・・・親仁さんが一言・・・。

「“生”(酒)っちゅうてん、いろいろあるらしいなぁ・・・。この2本とも“生”じゃけどなぁ・・・一の井手のは、本当の“生”らしいなぁ・・・配達して来る時に、ほれっ、こうして発泡スチロールのケースでな、運んじ来るからなぁ・・・」と・・・業務用保冷庫の奥にある発泡ケースを開けて見せてくれました・・・。

“角打ち”客であっても・・・商品知識をちゃんと伝える流儀・・・これぞ“商い”というもの・・・。

c0001578_22571675.jpgそして・・・HAKUDOU“酒”宰の最新“角打ち”文化論考・・・九州の“角打ちチーズ”は四角、関西は三角のフィールド調査・・・。

“ベビーチーズ”・・・“角涼み”にも相性好しです・・・。

c0001578_22573099.jpgそして・・・商品棚にも珍しい“御神酒”の箱を発見・・・。

杵築市大田村の“白鬚田原神社”と云えば・・・1,300年来続く“どぶろく祭り”・・・その“御神酒”とは・・・酒の文化史的にも・・・興味があります・・・。

右隣のビニール袋に包まれた一冊の本は・・・“酒”宰HAKUDOU師匠書き下ろしエッセイ「立ち呑みの流儀」・・・。

左隣の“梅酒”は商材でしょう・・・“老松酒造”さんの“樽貯蔵麦焼酎”がベースの梅酒「天空の月」・・・。


c0001578_22574667.jpg“角打ち”脇の店内風景・・・。

“発泡酒”カートンの上に置かれた“小宇宙”・・・カップの中の編着せ“キューピー”、“サボテン”鉢、“大分国体マスコット=めじろん”縫いぐるみ・・・“哀愁”と“郷愁”を併せ持つこの風情が堪らなく美しく想えるのであります・・・。

c0001578_594823.jpgこの日のオヤジ(私)の決め買い5合瓶・・・“ぶんご銘醸”さんの佐伯限定銘柄「さいき小町」シリーズの“減圧”蒸留タイプ・・・。これに旬の“カボス”を搾って飲むという“酒”向のつもりで買ったんですが・・・このあと“盆会”の“街酔い顛末”記にて・・・(笑)。

こうして・・・今年の“盆会”の“角涼み”を愉しませていただき・・・親仁さんに感謝しながら“長木酒店”をあとにしたのであります・・・。


c0001578_22581682.jpgここからも“街酔い”へと・・・市内中心部へと戻る途中・・・既に閉業した佐伯のもうひとつの酒造蔵・・・清酒「尺間嶽」を醸していた“南海酒造”さんの残存する建物を目にしました・・・。

大分の清酒と焼酎の混淆と栄枯盛衰を物語る“世間遺産”として・・・記憶に留めておきたいものです・・・。

c0001578_5101990.jpgそのまた近くにあるのが“旧藩=佐伯毛利藩”の“三府役所跡”・・・。

“三府役所”とは?と調べてみれば・・・糾府・勘定府・米金府を“三府”と呼ぶとのこと・・・この門は、明治期になって城内の南御殿から移築されたもの・・・。

c0001578_22584451.jpgその後、邸宅や割烹として使われていた名残りで“庭園”もあったらしいのですが・・・現在はこのとおり・・・建物も無く・・・発掘調査でも行っているのでしょうか?・・・。

c0001578_22585514.jpgここから“街酔い”の2軒目・・・外灯看板が変わっていた以外は、4年前と変わらぬ趣の名店・・・「八千代」へ・・・。

チューバさんは初詣で・・・“おでん”と染め抜かれた暖簾を潜ります・・・。


c0001578_225989.jpg奥ゆかしい端正な店内・・・カウンター越しの正面には・・壁から見下ろす“七福神”・・・。棚上の“五所明神”御守護にも・・・毎日、供えるコップ(水?)と湯呑(御神酒)・・・。

そして、品書き代わりの定番“飲み物”・・・この店の数十年変わらぬ“商売”を支えてきたと思える愛着の銘柄たち・・・芋「白波」に、麦「二階堂」、ウィスキー「リザーブ」、ジュースは「バヤリースオレンジ」、「コカコーラ」、「カゴメトマトジュース」などなど・・・。

もう、これだけでも・・・定型句の如き居酒屋の“小宇宙”・・・さらに、この“小宇宙”を包み込む雰囲気は“母性”・・・女将のおばぁちゃんその者が映っているようです・・・。

c0001578_22592337.jpgカウンター席の後ろの壁には・・・大相撲“二十一年初場所”の“番付表”・・・。

地元力士“嘉風(よしかぜ)”が・・・“西前頭二枚目”と躍進した折の記念でしょう・・・。それと・・・まだ、この時は西大関“千代大海”がいたんです・・・。


c0001578_22594496.jpg此処では“夏おでん”・・・“夏”でも濁らない澄みきったツユの塩梅や好し・・・。“酒”宰は“あつあげ”、“じゃがいも”・・・チューバさんは“あつあげ”、“こんにゃく”・・・。


c0001578_230555.jpgオヤジは“こんにゃく”、“だいこん”・・・。

コップ酒も・・・“夏”でも「二階堂」の“お湯割り”・・・。


c0001578_2303768.jpgアテにと出していただいたのが・・・日向・豊後・伊予に跨る“すり身”食文化圏の“すり身天”・・・“さつま揚げ”ほど甘口ではなく、“じゃこ天”ほど塩っ辛さが立たない・・・刻み野菜の彩を添える絶妙な味・・・“夏”の“冷しアテ”としても、実に味わい深い旨さが冴えます・・・。


c0001578_2311571.jpg“母性”の居酒屋“小宇宙”・・・。“夏おでん”の原風景・・・この席で飲める贅沢・・・嗚呼、素晴しきかな・・・「八千代」・・・。

c0001578_231305.jpg佐伯の“粋”な名所たる認証・・・“さいき”の文字絵は、昔の瓦版屋か町人顔か?・・・(笑)。

この「八千代」への賛歌・・・“守り続けた味一番”・・・。
by project-beppin | 2010-08-17 23:04 | 焼酎文化考
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