別府八湯風土記・・・“浜脇薬師祭り”の“夏送り”
昨晩(28日)・・・久しぶりに別府の“夏送り”の風物詩・・・「浜脇薬師祭り」に出かけました・・・。

c0001578_1832855.jpg日中は風が吹く天候であったためか・・・幾分“蒸暑さ”も和らぎ、過ごしやすくなってきたなぁと思いながら・・・宵闇に浮かぶ浜脇温泉周辺の“祭り灯り”をめざします・・・。

先ずは・・・周囲に建ち並ぶ風流“見立て細工”の今年の出来栄えを・・・団扇片手に眺める見物客と一緒に眺めながら・・・「こりゃぁ~、よーできちょる・・・なかなか、苦労しちょんでぇ、なぁ・・・」とか「あはは、これええんやないん?・・・」なんて・・・世相を題材にしたものや有名なものを模した物などなど、昔ながらの笊や雑貨で“見立てた”創作工作をそぞろ歩きで観賞・・・。

“浜脇薬師”の縁日ですから・・・もちろん、“薬師堂”にロウソクと線香をあげてお参りし・・・その余興の“メイン・イベント”として老若男女が楽しめる“花魁道中”の舞台“顔見世”や手づくりの“お化け屋敷”などなど・・・“大衆芸能”をじっくり味わえる素朴な祭り・・・希薄になり失いかけている何かを思い出させてくれるような・・・“地霊”が宿っています・・・。

“夏休み”が終る8月最後の週末に行われる“浜脇薬師祭り”・・・別府の“夏”を締めくくる“夏送り”の“縁日”の“情景”・・・この祭りが終れば、“蝉”から“蟋蟀(こおろぎ)”へと・・・虫の声も変わります・・・。

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c0001578_184263.jpg浜脇温泉の縁起にも関わるとされる“薬師堂”・・・祀られているのは“豊国法師”作と伝えられ、平安前期の仏像と推定される“薬師如来坐像”・・・。


c0001578_1841679.jpgその“ご利益”を得て栄えた“浜脇温泉”の“薬師”供養の縁日であることが、先ずは根本・・・蝋燭と線香を捧げて、お賽銭を供え、“無病息災”を唱え手を合わせます・・・。


c0001578_184308.jpgさて・・・戻って道沿いのテントに設営された風流“見立て細工”の観賞・・・一坪ほどの空間に昔ながらの盆ザル、籠などを巧みに組み合わせて作る擬似“偶像”・・・地元有志やグループなどの意欲作が十数基・・・。

こちらは・・・“薬師”に対抗してか“不動明王”・・・(笑)。
空き缶の赤で、炎髪の表現・・・シートネットで、その法衣というのも・・・工夫のひとつ・・・。

c0001578_1844569.jpgかつては舞妓の座敷もあった浜脇・・・その“色街”の今昔を伝える“舞妓の踊姿”・・・。

振袖に模した角笊に模様のあしらいも籠で・・・アイシャドウが濃い目の目元が現代風なのも・・・よろしゅうございますえ・・・。

c0001578_1845923.jpg美術的な昇華に挑んだ力作・・・ジャン・フランソワ・ミレーの“晩鐘”を模した“見立て”・・・そのポーズの決め方もなかなか・・・。

シンプルですが、こういうセンスも・・・また、好し・・・。


c0001578_1851744.jpg普遍的な英雄伝説をも題材にした今年の最優秀賞・・・“桃太郎”・・・。

鬼に跨る桃太郎の鬼成敗を動的に表現した力作です・・・。

まだまだ、これ以外にも・・・各出品者の智恵と工夫を見てとれまますよ・・・。


c0001578_1853123.jpg中央の広場に設けられた特設舞台では・・・“花魁道中”のお披露目・・・。

今年も白塗りが眩しい花魁“別府太夫”こと“別府市長”(奥中央)・・・71歳の“妖艶”な花魁が登場・・・その元気で洒脱なスピーチもあり、観客にうけていました・・・(笑)。

小難しい話より・・・地域住民とのこうしたコミュニケーションこそ・・・地域文化の理解を深める契機というもの・・・。

c0001578_1854723.jpgそして・・・地域コミュニティーへも積極的に協力する留学生も多く、そんなご時勢を反映して・・・アジア(アフガニスタン?)からの留学生も“若武者”姿で参加・・・。


c0001578_186695.jpg舞台から下りれば・・・賑わう広場をひとまわり・・・。


c0001578_186211.jpg広場では“露天夜店”の販売も・・・“生ビール”に“焼鳥”、“イカ串”・・・“だんご”、“かき氷”に“ジュース”、“ポテトフライ”などなど・・・。

地元の小・中学校の父兄会や生徒たちも一緒になって・・・集客呼込みの“社会活動”・・・。

c0001578_1863434.jpgその一角の“たこ焼”屋・・・周りの“生ビール”販売に対抗してか・・・こちらは“焼酎”・・・ロックでなみなみと注がれる20°の嬉しさ・・・。

もちろん、オヤジは・・・迷わずコレ・・・“二階堂”のロックが冴える“夏祭り”であります・・・(笑)。


c0001578_1864579.jpgそれともうひとつ・・・こちらも地区体協が毎年出す・・・“薬師祭り”名物の“お化け屋敷”・・・イケ面も混じるという評判がたつかと思えば・・・本気で怖がらせすぎたと叱られるお化けもいると聞く・・・超アドリブで懐かしめる思い出づくりには最適の怖さ・・・それが、また人気とのこと・・・(笑)。


c0001578_186576.jpg黄色い悲鳴“キャー”だけではなく・・・“ガハハァー、○○(お化けの本名)やんか~”なんて笑い声も・・・漏れてきますから・・・なんとも楽しい“お化け屋敷”であります・・・。

c0001578_1871317.jpg丁度好い“お祭り”気分・・・酔い足らない程度で“縁日”の“夏送り”・・・。

喉を潤してくれた一本は・・・何んとタイのビール「チャーン=Chang」でした・・・飲みやすい5%のコク甘さも味わえて、クーッと飲める感じ・・・これも、“縁日”ならではでしょう・・・。
by project-beppin | 2010-08-29 18:07 | 大分の風土・行楽
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