臼杵探訪(その4):もうひとつの蔵元・・・“久家の大蔵”と「満寿屋」
さてさて・・・臼杵の郷土料理を味わい終えれば・・・路地を一丁向こう側に行ってみましょう・・・。

臼杵探訪(その4):もうひとつの蔵元・・・“久家の大蔵”と「満寿屋」_c0001578_10351796.jpg“野上弥生子文学記念館”の前の白い土造蔵の角を曲がると・・・その蔵の壁面に・・・陶磁器の“染付け”のようなブルーのタイル壁画が一面に続きます・・・。

この長細い大きな蔵・・・もともと、清酒「一の井手」を醸す「久家本店」の貯蔵庫として使用されていた酒蔵・・・『久家の大蔵
取り壊されかけたこの蔵を・・・南蛮文化との交流の象徴として活用しようと・・・“臼杵デザイン会議”の有志の方たちが、南蛮資料館として存続させようと改修したものだそうです・・・。

臼杵探訪(その4):もうひとつの蔵元・・・“久家の大蔵”と「満寿屋」_c0001578_1035382.jpgその改修時に、壁面に施したのが・・・ポルトガルの陶板絵画・・・“アズレージョ(Azulejo)”・・・イスラム文化のモザイクの影響から発達した・・・タイル壁面装飾・・・。

今では・・・イベント会場として、コンサート、作品展、シンポジウムなどに使用されていますし・・・“竹宵”でも大活躍する“文化の公民館”ですね・・・。
漆喰が美しい街並みの一角に・・・酒蔵が集積するように並んでいた頃の臼杵を・・・思い起こすことができます・・・。

この大蔵の正面には・・・そうです、あの「常蔵」や「ほげほっぽ」の蔵元「久家本店」のアンテナショップ・・・「満寿屋(ますや)」があります・・・。




臼杵探訪(その4):もうひとつの蔵元・・・“久家の大蔵”と「満寿屋」_c0001578_10362236.jpg格子戸の町家の雰囲気を留めながら・・・“茶屋”のように、軒下で一服できる縁台・・・暖簾に枡の“□”に“/”を入れたロゴマークがあれば・・・それが「満寿屋(ますや)」です・・・。

臼杵探訪(その4):もうひとつの蔵元・・・“久家の大蔵”と「満寿屋」_c0001578_10363818.jpgウインド・ディスプレイで・・・麦焼酎「ほげほっぽ」、「常蔵」と・・・清酒「一の井手 しぼりたて生原酒」、「吟醸 なごり雪」などなど・・・。ディスプレイ越しの店内の奥には・・・“試飲できます”の張り紙・・・くぅ~、ではでは・・・(笑)。

店内に入れば・・・ありますねぇ~・・・所狭しと“一の井手ワールド”の清酒と焼酎の商品群・・・さすが、アンテナショップです・・・。

“オイさん”連中は、遠慮がありません・・・「常蔵 シリーズ」の“常圧”や“黒麹”をはじめ、「ほげほっぽ」や「竹宵」・・・もう勝手に飲んでます・・・(笑)。

画像はありませんが・・・私の知らなかった焼酎は・・・米焼酎「櫻福美人」です・・・米らしい清楚な甘みで、清らかなアルコール感があります・・・10年長期貯蔵の“古酒”だそうで・・・旨いです・・・。
あとで知ったのですが・・・常圧蒸留とのこと・・・旨みがなめらかなのはそのためかもしれません・・・。(買っとけばよかった・・・)

臼杵探訪(その4):もうひとつの蔵元・・・“久家の大蔵”と「満寿屋」_c0001578_10365247.jpgもちろん・・・清酒「一の井手」も純米酒「好いちょん」ありましたし・・・。
たかるオイさんたちは・・・“河豚のヒレ酒用はどれがいいの”とか・・・“燗酒にはどれがおススメ”とか・・・勝手なこと言っては、その間に試飲のおかわりを・・・(笑)。
私以外のオイさんたちは・・・清酒がお気に入りのようで・・・何本か買ってましたよ・・・。

「ふぐヒレ酒セットもありますよ」と声を掛けられたのですが・・・このあとに待っている宴席のこともあってか・・・それは、またこの次に・・・。

お酒以外にも・・・女性にも人気がありそうな「焼酎ゼリー」や「酒粕クッキー」などが・・・これは、次回、女房殿と伺う時の楽しみに・・・。

入りやすく、試飲しやすく、買いやすい・・・いいアンテナショップです・・・。
by project-beppin | 2005-12-24 10:38 | 大分の風土・行楽
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