堪能~臼杵ふぐ会席・・・後編:“白子”は“熱燗”、“ふぐ鍋”は“お湯割り”
ゆっくり会話しながら・・・“ヒレ酒”で“刺し肝和え”を堪能したら・・・中座して庭を眺めながら一服です・・・この“一服”も至福です・・・。

c0001578_046217.jpg大広間では・・・大人数の忘年会も賑やかに盛り上がっています・・・。
廊下や洗面所のさりげない衝立や花入れに“老舗”らしい“もてなしのしつらえ”が見え隠れ・・・。慣れないオイさんは・・・床の間の絵画や鴨居の欄間額などを見上げながら・・・この“場の雰囲気”も味わっています・・・。

c0001578_0462477.jpgそれでは・・・
 “焼き物”は“白子”、“揚げ物”は“唐揚げ”・・・
ここまでは、御銚子の清酒“熱燗”で・・・。
 この辺から焼酎“お湯割り”に替えて・・・
 “寿司”、“鍋”・・・そして・・・“雑炊”で仕上げる・・・もう、悶絶~・・・。

■ふぐ会席:喜楽庵/臼杵市城南


料理は“ふぐ 尽くし”・・・酒は“一の井手 尽くし”・・・堪能した“絶品の臼杵”であります・・・。(詳しくは・・・↓をクリック)




c0001578_0463864.jpg焼き物・・・「白子」・・・出てきたときにはプクッと膨らんでいたんですが箸をつけると・・・トロッ~っとメルティングします・・・。
この~、なんて言ったらいいんですかねぇ・・・これこそ“マッタリ”という“擬舌”語が使いたくなる味わいなんです・・・。

c0001578_0465917.jpgあの淡白で清楚な“真鱈”とは相対する味・・・焼き上げた温かな“海のチーズ”・・・濃厚な舌触り、コクのあるトロ旨味・・・悶絶~・・・。

c0001578_0472472.jpgこれですよ、これ・・・これには断然“燗酒”ですね・・・。

御猪口の“燗酒”・・・もちろん「一の井手 上撰」・・・やや甘口で淑やかな酸味もあって・・・執こくないキレがありますから・・・好い“酔い”です・・・。
さすが・・・綺麗過ぎず、主張しすぎず、邪魔しない・・・されど、旨さの芯がありますね・・・。

c0001578_048523.jpg揚げ物・・・「唐揚げ」・・・こちらはしっかりした肉質の“海のささ身”・・・荒塩が効いただけですが、脂っこさを感じない締まった“ふぐ身”の噛み締める旨味・・・。

骨際の身をほじくり・・・“肝だれ”につけて食べる・・・これもまた好し・・・です。


c0001578_0482491.jpg箸休め・・・ではないのですが・・・「ふぐ寿司」・・・“刺し”よりも厚めに切った身の艶・・・くぅ~・・・。

c0001578_0484512.jpgこの淡白でありながら旨みを持つ歯応えと・・・ごはん粒が立っているシャリも美味・・・。

c0001578_049461.jpgふぐの五色の味わいも・・・素直に味わえていますが・・・ここで酒も・・・焼酎で淡麗な味わいをいただきましょうかね・・・「常蔵」。
“かぼす”を絞って、スムースな飲み口は・・・5:5の“お湯割り”・・・。いいなぁ~・・・甘すぎないこのストイックな口あたり・・・。

c0001578_0531439.jpg仕上げの「ふぐ鍋」が始まりました・・・ここは先に“ふぐ”だけを鍋に入れ・・・ふぐ身そのものだけの旨さを味わいます・・・唐揚げとはまたひと味違う淡白な食感・・・“海の豚シャブ”・・・。

c0001578_0535469.jpgその後に・・・ふぐの出汁で味わう・・・椎茸、白菜、豆腐、葱、人参、菊菜・・・。

c0001578_0543326.jpgふぐの出汁がいいですねぇ~・・・新たにつくった肝ポン酢ダレに潜らせて・・・椎茸の肉厚な旨味が堪らなく美味・・・。

c0001578_0545293.jpgそして、仕上げは・・・「雑炊」・・・ふぐと野菜のあっさり旨味の出汁をそのままいただくも好し・・・肝ダレを少し合わせるも好し・・・。

溶き玉子と葱を加えた旨味で・・・さっぱり仕上げるのもいいのですが・・・私は・・・肝ダレをちょこっとかけて・・・深くなった味と香りを掻き込んで・・・「ごちそうさん!」

c0001578_0594520.jpg上品な座敷で、上品に味わう・・・豊後の“ふぐ会席”・・・老舗ならではの“もてなし”・・・その場で息づく焼酎と清酒・・・どちらも・・・すばらしい臼杵の食文化です・・・。


いやぁ~酔いしれました・・・酔心で・・・“忘年会”の本意を満喫いたしました・・・。
by project-beppin | 2005-12-29 00:58 | 美食の街
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