円熟フルボディー・・・スモーキー・ビター「甕貯蔵 泰明」
やっと、“年賀状”を仕上げて・・・ズボラなオヤジが我が家で一番遅く・・・顰蹙(ひんしゅく)をかいました・・・ごめんチャイ・・・。

円熟フルボディー・・・スモーキー・ビター「甕貯蔵 泰明」_c0001578_23165624.jpg今日は、飲まないつもりでしたが・・・投函した後に・・・酒屋さんに寄っちゃってですねぇ・・・今年の“開封じまい”ということで・・・『甕貯蔵 泰明』・・・。
常圧蒸留「特蒸 泰明」の“原酒”で・・・二年間、甕貯蔵した36°です・・・。

夕食になって、待ちきれずに・・・ショットグラスで“生”をひっかけました・・・。

甘いビター・チョコのようなの豊かな香り・・・口に含んだ時に、芳醇で“スモーキー”なホロ苦さ・・・その奥に甘~いコクが重なる福与かな口あたり・・・アルコール感に円やかな熟成味・・・これほどボディーがしっかりしていながら・・・喉越しに柔らかく豊かな余韻を持つのは・・・優れモノです・・・。

香りの膨らみ方と、原料(こちらは二条大麦)や度数の違いによる口あたりは・・・あの「原酒 兼八」とは異なりますが・・・“スモーキー・ビター”な風味を味わうには・・・こちらも、好いですね・・・。

肴は・・・女房殿が北海道から頂いた“キンキの一夜干”・・・ホッケよりも一回り以上大きくて・・・その上、干物とは思えぬ肉厚さ・・・オーブンで焼くのに、その姿のままでは焼けないほど・・・。

ホッコリした白身の旨味と・・・皮裏にのっかっている蕩けるような甘みの脂に“舌鼓”・・・。

その後に・・・もう一杯・・・この濃厚な“生”の旨さに“喉鼓”を打って・・・今年一年の“開封の儀”を締めくくりましょうかねぇ・・・合掌・・・。

■「甕貯蔵 泰明」(藤居醸造:豊後大野市/常圧:麦・麦麹)36度・・・ガツン濃厚タイプ
豊かなビター・チョコ・フレーバーに、スモーキーなホロ苦さと、その奥に重なる甘く円やかなコクをもつ濃厚タイプ。その福与かな口当たりとアルコール感の円熟した喉越しに柔らかく豊かな余韻を楽しむ秀逸な絶品。
by project-beppin | 2005-12-29 23:21 | 大分麦焼酎
<< 臼杵探訪(その7):“磨崖仏”... 臼杵探訪(その6):初冬の街角... >>