大分の麦焼酎“創生期”の味わい?・・・“糖添”「由布岳」
今日(30日)は・・・生暖かいような“冬凪”・・・曇って風もなく、鶴見岳も別府湾も霧で霞んでました・・・。

大分の麦焼酎“創生期”の味わい?・・・“糖添”「由布岳」_c0001578_2112417.jpg昨日の日曜日、買い物に付き合っていると・・・この『由布岳』を発見・・・。

“飲みたいなぁ~”と思いながら、帰宅すれば・・・今夜は“穴子の白焼き”と“砂ずり・ちりめんのポン酢和え”・・・。

“穴子の白焼き”・・・シンプルに“塩・胡椒”をうって、オーブンで火が通り幾分焦げる程度に焼いただけだそうで・・・淡白な身のホッコリ感に、塩と胡椒の風味が実直な“穴子らしさ”を引き立てます・・・。贅沢ではないのですが・・・旨いです・・・。

“砂ずり・ちりめんのポン酢和え”・・・米酢と砂糖にポン酢を合わせたようで・・・甘酢っぱいく馴染んだコリコリの砂ずりと胡瓜に・・・“別府湾のちりめん”が少しふやけて、塩っけの奥の噛み締める風味に・・・一緒に漬かっている唐辛子がピリリとアクセントを付けてくれます・・・これまた、触感と食感ともに好い味・・・。

即、女房殿に・・・開封を嘆願・・・無事、了承を得て・・・先ずは“生”・・・そして6:4の“お湯割り”・・・。

“生”・・・シャープな微香はおとなしく・・・口に含んで、舌先で甘さが浮き立ち・・・喉に向かいながら辛口の刺激を響かせる・・・喉越しは柔らかいのですが・・・喉の奥にアルコール感の残響が余韻となって長く続きます・・・。

“お湯割り”・・・やはり“甘み”が円~い感じで・・・あと口に淡麗な辛口旨さ・・・。

“甘さが浮き立つ”感じは・・・“糖類添加”の所為でしょうか・・・。この甘さの味わいが・・・この焼酎の魅力でもあり、違和感でもあり・・・“淡麗スウィート”。

次男坊にせがまれて、昨年の秋に買った・・・青い“きりぼんちゃん”・・・。今年になってからは・・・本棚で“埃”を被っていた様子でしたので・・・「由布岳」の応援にご出演いただきました・・・。いかにも・・・露骨に、ワザとらしく・・・です(笑)。

■「由布岳」(小野酒造:由布市/減圧:麦・麦麹・糖類添加)25度・・・ドライ淡麗タイプ
 おとなしく仄かな微香に、甘さが浮き立ちながら喉越しで軽やかな辛口のアルコール感を響かせる淡麗タイプ。魅力的な糖甘~い円やかさの味わいに想いをめぐらせる良品。
by project-beppin | 2006-01-30 23:59 | 大分麦焼酎
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