♪すぅこし白酒ぇ めされたかぁ~♪・・・古式“白酒”「耶馬の初雪」

愚息二人のわが家には・・・無縁の行事ですが・・・“ひな祭り”が近づいてきましたね・・・。昨日、帰り着けば・・・玄関に“立ち雛飾り”・・・「あれっ?なんで・・・」

 ♪ あかりをつけましょ ぼんぼりにぃ~ 
    おはなをあげましょ 桃の花ぁ~ ♪ (唱歌:うれしいひなまつり

c0001578_23434565.jpg最近・・・女房殿の実家が引越ししたんですが・・・その折に義母が見つけて・・・送ってくれたそうです・・・。
「おばあちゃんの(持っていた)“壇飾り雛”の方は・・・処分しちゃったんだって・・・。これは・・・私が小さい時に買ってもらった“木目込み人形”の“立ち雛”・・・久しぶりに見たけど・・・どう?、意外と綺麗でしょ」と・・・女房殿が語ってくれました・・・。

“中津散策シリーズ”は・・・昨日で完了しましたが・・・中津に行った目的は・・・これを探すこともそのひとつでした・・・大分で唯一残る・・・伝統製法で造られた“白酒”『耶馬の初雪』・・・。
その中津訪問は、日曜日(12日)だったので・・・製造直販のシマザワ酒店が休みで買えなかったのですが・・・先日の日曜日(19日)に・・・大分のショッピングモールで見つけました・・・。

ご覧のとおり・・・一見すれば“甘酒”のように見えるのですが・・・私も女房殿も・・・この本来の“白酒”を飲むのは・・・はじめてです・・・。

原料のもち米や米麹などを“石臼”で挽き溶かして・・・熟成させたアルコール度数12°以上・・・れっきとした“お酒”(酒税法上はリキュール類扱い)です・・・。高盃の代わりに・・・手吹きガラスのグラスに注いで・・・いただきました・・・。

香りは、昔ながらの甘酒のようですが・・・甘酒ほど、“麹”由来の匂いが気にならず・・・甘馨しいです・・・。
飲んでみると・・・“トロみ”のある微粒子固形分が混じっている舌触りに・・・上品でしっかりした“甘ぁ~い”味わい・・・。
昔、上新粉を溶いて米糊をつくったことがあるんですが・・・その時、つくっている途中で舐めた舌触りを思い出して・・・それがそのまま濃く“甘酒”になったような味わいです・・・。

この古式ゆかしい風味を“懐かしい”と思えないのは・・・男系家族であった私の“性(さが)”ですが・・・女房殿は、雛飾りができたことと・・・これを飲んで気に入ったようで・・・ちょっと“上機嫌”でした・・・(笑)。

♪ 金のびょうぶに うつる灯を~  かすかにゆする 春の風ぇ
  すぅこし白酒ぇ めされたかぁ~ あかいお顔の 右大臣 ♪

ちなみに・・・雛飾りの立ち位置・・・“脱和入洋”でこうなったって・・・知ってましたぁ?・・・(私は恥ずかしながら・・・知りませんでした)。




大分の地元デパート系列のショッピングモールでは・・・ひな祭りに向けて・・・こんな感じで“白酒”やノンアルコールの“甘酒”が特設販売されていました・・・。
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白酒」(しろざけ)は・・・神酒(みき)となる“白酒(しろき)”や“黒酒(くろき)”とはちょっと製法が違っていて・・・北部九州独特の「練酒(ねりざけ)」と呼ばれていたモノが元祖だそうで・・・古代酒の原型を最も留めている酒造りだとか・・・。

日本酒造組合中央会のHPの“What's 日本酒”のコンテンツでも・・・室町時代、寛正7年(1466年)の『蔭涼軒目録』に「筑前博多の練緯酒(ねりぬきざけ)」として・・・応仁2年(1468年)『碧山目録』に「豊後の練貫酒(ねりぬきざけ)」として・・・記述があるとされています・・・。

福岡県でも・・・飲み易く復元された「練酒」が造られているようで・・・こうして“昔ながらの酒”が、今でも飲める悦びを・・・このひな祭りの機会に・・・。
by project-beppin | 2006-02-22 23:48 | 大分地霊の酒 ect.
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