“郷愁”豊かなエソだしの滋味礼讃・・・ごまだしうどん
“雨月の宴”から・・・師匠に連れられて“佐伯の街”へ繰り出しました・・・。
空きっ腹に“生”や“ロック”を呷ったあとですから・・・(それほど、酒に強くない)私は、すでに“いい気分”です・・・(笑)。

c0001578_16482069.jpg街角の暖簾をくぐる師匠とともに・・・“おでん”の湯気に誘い込まれるように・・・カウンター席のみの店内へ・・・。

「八千代」・・・おばぁちゃんが“いらっしゃい”と声をかけてくれる・・・昔ながらの典型的“大衆おでん酒場”・・・。

先ずは・・・“おでん”と“燗つけコップ酒”・・・薄味ですが、しっかりと滲み入った清楚な味わいの“おでん”・・・昨日今日で、こんな味わいが出るものではありません・・・。

それから、仕上げにと・・・師匠が勧めてくれたのが・・・佐伯名物の「ごまだしうどん」・・・。

昼の竹田名物「ごまうどん」が、うどんつゆのだし醤油に擂り胡麻風味の“甘口鰹だし”なら・・・こちらは、“エソ”の焼身と白胡麻をすり潰し塩で整えた“塩味エソだし”・・・この白濁したうどんつゆは・・・正真正銘、この店の自家製“ごまだし”でした・・・。

いやぁ~・・・こちらも“旨い!こりゃぁ~旨い!”と舌鼓を打つうどんでした・・・。

■ ごまだしうどん:八千代/佐伯市内町




c0001578_16483127.jpg佐伯の“郷愁”を宿したこの味は・・・胡麻の風味が下味に隠れて・・・前面に出るのは“焼エソ身”由来の魚出汁風味の塩コクの旨さ・・・佐伯が“海の恩恵”を受けた街である証し・・・正に地霊が宿る“滋味”そのもの・・・。

竹田の「ごまうどん」と・・・佐伯の「ごまだしうどん」と・・・一日でこの二味を味わえた幸せ・・・。


c0001578_1648422.jpgこれが・・・この店のおばぁちゃんが手造りした“ごまだし”・・・。瓶詰めの“ごまだし”に比べて・・・胡麻の量が少なく“エソの焼すり身”がたっぷり・・・。

おばぁちゃん曰く・・・「うちのはなぁ、その日にあがった新鮮なエソだけをなぁ、骨をとって焼いてなぁ、(白)胡麻と塩とでなぁ、擂ってますけんなぁ、他の混ぜもんはしとりませんでなぁ・・・皆、美味しい云うてくてれなぁ・・・ご飯に載せても美味しいんです・・・」

で・・・ご飯も少しよそってくれて・・・これまた“涙チョチョギレ”のエソの身の味が引き出された塩っ気の旨さ・・・ほんと“オカズ入らず”の絶品!!!


c0001578_1649288.jpgおでんも・・・これこの通り・・・実に旨かったです・・・。


c0001578_16491718.jpg佐伯の夜の“おでん屋”の風情・・・仕上げの「ごまだしうどん」・・・あぁ、“滋味礼讃”・・・。
by project-beppin | 2006-05-13 16:51 | 美食の街
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