“神仏習合”の山々・・・国東半島“六郷満山”
昨日(20日)所用で国東市(旧東国東郡)へ・・・大分空港を通り過ぎ、海岸線に沿ってR213号線を半島を廻るように車を走らせました・・・。

“神仏習合”の山々・・・国東半島“六郷満山”_c0001578_2044111.jpg旧国東町の“田深川”から見る半島中心部に峰をなす山々・・・大嶽山、両子山(ふたごさん)、文殊山、千燈岳など・・・。

この峰々に点在する天台宗系修験寺院の総称こそ・・・“六郷満山”。

六郷とは・・・この山々から放射線状に広がる国東半島の“郡”(こおり)の六つの“郷”(ごう)・・・来縄郷、田染郷、伊美郷、国東郷、安岐郷、武蔵郷のことで・・・各々の郷に沢が川となって流れ下り・・・その川沿いに村々が点在している風景があります・・・。


遠景で見たなだらかな山姿やその標高からは想像できない・・・奇峰、奇岩崖を擁するその山々には・・・宇佐“八幡神”を起源とする“神々”と・・・仏教の“菩薩”信仰とが習合し・・・中世には特徴ある“山岳修験道”信仰となって・・・“神”と“仏”がシンクロナイズした特徴ある宗教空間を形成してきたとされる風土・・・。
“神仏習合”の山々・・・国東半島“六郷満山”_c0001578_20444945.jpg

この地の石造の磨崖仏や仁王像と・・・仏塔(宝篋印塔)や宝塔(国東塔)・・・そして寺院でありながら“奥の院”と称して神を祀る“六所権現”社・・・寺院講堂などで繰り広げられる“修正鬼会”・・・そんな“国東六郷満山霊場”を少しずつ廻って見たくなりました・・・。

“般若湯”には・・・この地の焼酎「とっぱい」と・・・清酒「西の関」に・・・あと、もうひとつ“安岐郷”の清酒「松乃露」も・・・飲んでみたくなります・・・。
by project-beppin | 2006-05-21 20:45 | 大分の風土・行楽
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