“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)
20日(土)・・・国東市国東町富来(とみく)から“開運とみくじロード”(県道652号線)を・・・国東半島のほぼ中央部となる“六郷満山”へ向って分け入るように車を走らせます・・・。

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_2201188.jpgめざすは・・・標高616mの文殊山の山腹にある“日本三大文殊”のひとつ・・・“3人寄れば文殊の知恵”の発祥寺院・・・。

峨眉山「文殊仙寺」・・・国東六郷満山霊場 第25番札所 末山本寺・・・。

峨眉山(文殊山)に登った行者・・・役小角(えんのおずみ)が648年に開基したと伝えられる・・・国東半島随一の“古刹”・・・本尊はもちろん、“文殊菩薩”・・・。

駐車場から境内へ向うと・・・“阿吽”の仁王石像が迎えてくれます・・・。

“仙境”に登るような樹間の石段を上り・・・山門をくぐり・・・本堂と鐘楼門・・・日本一の“宝篋印塔”・・・樹齢千年の“大欅”・・・。

“奇岩奇峰”に囲まれた“山岳修験”の秘境・・・“峰入行の修法”をも受け継ぐというこの寺院景観・・・霊気と自然が一体となった空間自体が・・・“天然記念物”であり、“日本の自然100選”のひとつだというのも・・・肯けます・・・。




“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_22103370.jpg仁王石像・・・仁王=金剛力士は、向かって右に・・・金剛杵を持ち口を開いた“阿形像”

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_22111180.jpg左に・・・宝棒を持つ口を閉じた“吽形像”

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_2202691.jpg樹間の“木洩れ陽”の中を・・・“仙境”に登るように石段を上って行きます・・・。

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_2203829.jpg本堂・・・古びた造りですが田舎寺の佇まい・・・。

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_2205118.jpg本堂内部には・・・天台宗系の寺院らしい“傳教”の額・・・。

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_9584138.jpg本堂の庭先の花々・・・

紅い“石楠花”(しゃくなげ)・・・。

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_22158.jpg白い“芍薬(しゃくやく)”・・・。

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_221272.jpg日本一の“宝篋印塔”・・・。

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_2214091.jpg“宝篋印塔”から見渡すと・・・“奇岩奇峰”・・・山の尾根を行く“峰入行”の道でもあります・・・。

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_2215398.jpgそして、彼方には海も見え・・・“姫島”も霞の向こうに浮かんでいます・・・。

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_2221272.jpg振り返れば・・・“鐘楼門”・・・。

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_2223324.jpg“梵鐘”(左)・・・応永四年(1397年)の作・・・県指定有形文化財・・・。

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_2225017.jpg“大欅”・・・樹齢千年を越える豊後の名樹のひとつです・・・。

“六郷満山”の古刹・・・文殊仙寺(上)_c0001578_223369.jpg“六郷満山”の古刹の旅・・・続きます・・・。
by project-beppin | 2006-05-25 22:06 | 大分の風土・行楽
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