雨月の“夏宴”(その1)・・・地霊の味わい“盆焼酎”
お盆の“迎え火”でもあった13日(日)・・・佐伯市街地に向うR10号線の道すがら・・・“道の駅 やよい”に寄って、少しばかりアテを揃えて・・・帰省中のHAKUDOU師匠を訪ねて“雨月亭”へ・・・。

雨月の“夏宴”(その1)・・・地霊の味わい“盆焼酎”_c0001578_15351013.jpgほおずき(鬼灯)”が供えられた墓地を抜けて・・・「お久しぶりでーす」と・・・勝手知ったる座敷に上がりこめば・・・すでに、HAKUDOU師匠の渾身の手料理をアテに飲み始めている“先客”がおわしました・・・。

その“先客”とは・・・おぉ~、なんと!“常蔵ファンクラブ”の足立さん・・・。(心の中では“ダチョウ倶楽部”・・・「聞いて無いよぉ~」・・・笑)

そんな“サプライズ”から始まり・・・先ずは・・・“佐伯の地霊”が宿る小野富酒造さんの“古酒瓶テージ”を揃えて・・・“蚊取り”を線香代わりに“飲み供養”・・・。

どれも・・・“瓶熟成”数十年モノの旧ボトル・・・米焼酎「天下無敵」、麦焼酎「独歩」、洋樽長期貯蔵「Mutekku(ムテック)」など・・・。

やっぱり・・・HAKUDOU師匠曰く“力づく文化”の味わい・・・口あたりも味わいの趣きも・・・米のコクであれ、麦のキレであれ、樽の重みであれ・・・。綺麗過ぎない、計算のない“漲る”自信・・・とでも言いましょうか・・・さすが、独特の深みがあります・・・。

その上・・・足立さんがご持参くださった久家本店さんの“新酒銘柄”が加わって・・・今回の宴の“主役焼酎”が揃いました・・・。

夜になって・・・河野酒店のせつ子さんとご主人も揃ってご参加・・・ご主人が獲った“地鮎”とともに・・・“地霊”を味わいながら飲む宴となりました・・・。

人が集まる“宴”の“縁”・・・これも、ひとつの“盆焼酎”・・・。




雨月の“夏宴”(その1)・・・地霊の味わい“盆焼酎”_c0001578_15353782.jpgもうひとつ・・・この日の小野富酒造さんの“サプライズ”・・・麦焼酎「天下夢滴」・・・。

何処かの卸し商社系列のPB(プライベート・ブランド)でしょうかぁ?・・・米の“無敵”をもじって・・・麦は“夢滴”で・・・きましたか・・・(笑)。

この“節操”があるのか?ないのか?わからない“ネーミング”は今年になって登場しました・・・師匠が云う“力づく文化”の佐伯らしさ・・・“小野富カルチャー”の片鱗がこんなところに・・・現れています・・・。

中味は・・・「豊後むぎ」だと思います・・・味わいは典型的“小野富カルチャー”ですから・・・まぁ、許せますが・・・。
by project-beppin | 2006-08-19 15:38 | 焼酎文化考
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