雨月の“夏宴”(その4)・・・正真正銘の“地鮎”
夜になって・・・宴も本番に突入・・・雨月亭の名物の“外宴”・・・。

c0001578_23355630.jpgこの少し前に到着した河野夫妻も加わって・・・炭を熾して・・・“地鮎”を味わうことと相成りました・・・。

“地鮎”とは・・・稚魚を放流した鮎ではなく・・・海から上った正真正銘の天然の鮎・・・。

漁協の役員も勤めるというご主人・・・番匠川の支流“堅田川”で自ら“素潜り”漁・・・鮎を探して、追って、竿針で引っ掛けるという“伝統漁法”・・・。

ご主人曰く・・・
○子供の頃からやって・・・(川で遊び、鮎の習性を憶えていないと)・・・大人になってからでは、なかなか出来ない。
○魚獲るのは面白いから、(自分が得たものは)教え継いでいかねばと・・・今の(地域の)子供たちも教えているが・・・やっぱり“すぐ(コツを)掴む”子とそうでない子とがいる。
○海から上った“地鮎”は・・・(この時期でも)大きさは小さいが・・・ホントの“香魚”・・・匂いが違うし、魚肌の色も“金色”に近い。
・・・と、今でもこの“地鮎”が豊かな佐伯に・・・心底“惚れて”いることが・・・その自信に満ちた言葉に・・・表れます・・・。

そんな話とともに・・・“地鮎”の塩焼きをいただきなら・・・小野富酒造さんの「Mutekku」の話や・・・久家本店さんの清酒「与勘兵衛」(河野酒店PB)の話なども・・・HAKUDOU師匠とともに・・・尽きぬ話で夜が深けてゆきます・・・。




c0001578_23361421.jpg “地鮎”に塩を降って・・・師匠が熾した炭火で“炙り焼き”・・・大きさは“シシャモ”程度なのですが・・焼きあがる最中も“香魚”たる匂いが・・・あります・・・。

炭火も・・・落ち着いて・・・丁度いい火加減・・・じっくりと焦がさず焼き上げます・・・。


c0001578_23363645.jpg 焼きあがっても・・・金色に火照る魚肌の艶・・・。

頭から齧り付きましたが・・・香りのある鮎腸の苦味も優しく・・・身の淡白で澄みきった旨味・・・やさしい脂ののり方・・・実に旨い。

なるほど・・・確かにこの“地鮎”に比べると・・・放流“鮎”は・・・“大味”な気がします・・・。


c0001578_23365980.jpg“地鮎”とともに味わう・・・樽長期貯蔵「Mutekku」・・・。

小野富酒造に勤めていたことのあるという河野さんのご主人は・・・「もう30年以上前やろ?・・・これは旨かったなぁ・・・この味やったなぁ・・・懐かしいなぁ」と・・・。

HAKUDOU師匠も・・・「これは珍しい・・・これをアメリカに輸出するって・・・当時“噂”やったぁ・・・(グビッと飲んで)凄い味や・・・これは凄い・・・」と・・・。


c0001578_23371735.jpg それと・・・忘れてはいけないのが・・・この鉢にあるHAKUDOU師匠お手製・・・浪花名物“ドテ焼き”・・・柔らかく煮たスジ肉に甘味噌を絡めて・・・これも旨かったぁ~・・・。


c0001578_23373036.jpg こうやって・・・この夜は味わいのある人々と遭遇する“人遇外宴”(じんぐうがいえん)から始まり・・・新しい銘柄の焼酎や長期熟成焼酎などを“地鮎”でいただく“新熟魚宴”(しんじゅくぎょえん)となった次第・・・(お粗末!)。

最後も・・・師匠お手製“ソーメン・チャンプル”で〆て・・・雨月初日は消灯と・・・相成りました・・・。

(第2日に、つづく・・・)
by project-beppin | 2006-08-20 23:42 | 焼酎文化考
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