県南の夏残影(その1)・・・津久見の石灰山
別府から佐伯に向かう途中・・・高速道路“大分道”を南下して(現在のところ)終点のとなる“津久見I.C.”を下りかかると見える・・・白い山肌の光景・・・。

c0001578_11375787.jpg石灰とセメントの街“津久見”・・・その象徴となるこの石灰岩鉱山の風景・・・。

石灰岩・・・太古の海中生物(有孔虫類、サンゴ類、石灰藻類など)の殻や骨格などが堆積し、数億年の時と地殻変動が生成した結晶を含む硬い岩石・・・“セメントの原鉱石”や“漆喰のもと”といえばお解かりいただけますね・・・。

“無尽蔵”と云われるこの津久見一帯の山から砕石されると・・・ベルトコンベアで運ばれ・・・市内のセメント工場で精製・・・整備された港湾からタンカーで大量輸送・・・。

この山肌を削る採石が始まったのは・・・90年前・・・。今では・・・日本一の生産量を誇る石灰山が上空からでもはっきりと確認できます・・・。
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この広大な山肌の変容こそ・・・近代の“殖産興業”と“戦後復興”を支え、大都市のビルや道路をつくる礎となった証の風景であると思えてなりません・・・。
 悪く言えば・・・“産業・社会基盤への生贄”の景・・・。
 良く言えば・・・“ランドスケープ彫刻”の景・・・。

この光景を目にすると・・・そんなこと思ってしまうオヤジです・・・(笑)。
by project-beppin | 2006-09-02 11:41 | 大分の風土・行楽
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