コク旨さの奥行き・・・濃麗「亀の井 山廃仕込み 本醸造」
稲穂が頭(こうべ)を垂れ、刈り獲りも最盛期・・・秋の陽射しが“金色の天幕”のような“はざ干し”風景を照らしています・・・。“収穫の秋”・・・“軽トラ”と“麦藁帽子”が遅くまで動く遠景を見ているだけのオヤジは・・・“申し訳ない”と思ってしまいます・・・・。

c0001578_173326.jpg少し“肌寒い”くらいの夜風を感じる今夜・・・久しぶりに“鍋”を食卓にセットして・・・“水炊き豚しゃぶ”・・・。

“豚しゃぶ”には・・・なぜか?“清酒”に食指が動きます・・・(笑)。

前に飲んだのが・・・“昔生もと造り”純米酒「出羽の雫」でしたから・・・今夜は、地酒の“生もと系”・・・濃さの奥行きと広がる味わいの幅が味わいたくて・・・玖珠町の亀の井酒造『山廃仕込み 本醸造』を“冷や”で飲みます・・・。

“山廃仕込み”・・・“生もと系山卸廃止酒母仕込み”という・・・“乳酸”を人工的に添加せず、自然界の乳酸菌を“もと=酒母”の中に取り組むというもの・・・。

円く柔らかな甘い醸香・・・含んで、口中で広がる旨口の味わいの幅・・・喉越しは、素直に馴染む酸味に奥行きのコク・・・どっしりとコシの座った味わいというよりは・・・純朴な“余裕の旨口”・・・と言ったところでしょうか・・・。




c0001578_174417.jpg“水炊き豚しゃぶ”・・・
“大根”、“人参”、“葱”、“えのき”、“豆腐”も・・・“昆布だし”で静かな旨味があって・・・“豚肉”の柔らかな旨味とともに“ゆずポン酢”で味わえる至福・・・。

“フーフー”っと“豆腐”に息をかけて食べる次男坊を見ながら・・・「お父さん(・・・私のこと)、そっくり・・・」と笑う女房殿・・・。


c0001578_18062.jpg“本醸造”の“真髄”とは?・・・私には、この清酒に回答があるような気がします・・・。

世界一の“凱旋門賞”で勝負する“血統の良い競争馬”のような・・・極めた“大吟醸”の味わいも・・・確かに“人々”を魅了しますが・・・。

野辺で働く“実直な農耕馬”のような・・・野太く味わい深い“本醸造”に・・・ひょっとすると“その人だけ”を魅了するものがあったりします・・・。
by project-beppin | 2006-10-15 01:12 | 大分地霊の酒 ect.
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