“里山のナポレオン”・・・「和の響き」
昨日から雨の日々・・・鶴見岳も扇山も霧に霞む一日でした・・・。昨年の“12月の積雪”からすれば・・・今年は“暖冬”で始まっている感じですね・・・。

“里山のナポレオン”・・・「和の響き」_c0001578_2313597.jpg今日は、忙しく動き回っての仕事・・・デスクワークより、この季節でも“汗をかく”作業の方もやっぱり良いです・・・。毎日は、体力不足で無理でしょうけど・・・(笑)。

帰ってみると・・・今夜は“チャンポン麺”・・・家で食べると・・・蛸と海老や野菜が豊富で旨かったです・・・。

風呂上りに一杯飲みたくなって・・・何かないか?とアテを探したんですが・・・こんな“海老煎餅と南部煎餅の乾きモノ”で我慢です・・・。

既に、空けてしまった「喜納屋」に変わって・・・“開封”したかったのは・・・コレです・・・“森のささやき”シリーズの一本・・・三和酒類さんの『和の響き』・・・。

“和製オーク樽”・・・つまり、輸入した“ウィスキー樽”や“シェリー樽”で長期貯蔵するのではなく・・・“どんぐりの木”として知られる国内の里山広葉樹“小楢(コナラ)”の樽で貯蔵した風味の俗にいう“樽モノ”・・・もちろん“ロック”で・・・。

開栓して味わう香りは・・・どちらかといえば“ハードボイルド”なウィスキーを思い浮かべますが・・・馨しい深さを漂わせています・・・。

氷が溶けはじめる頃を見計らって・・・鼻元まで近づけたグラスに・・優しい甘さを纏った香り・・・“生”で嗅ぐ時よりも馨しい香りが和んでいます・・・。

“グビリ”と飲めば・・・口中では、芳ばしい渋辛さと甘旨さが交錯する感じのボディーが深く・・・喉もとで主張するアルコール感も嫌味なく決まっていて・・・鼻腔へと抜けてゆく軽快な樽香の余韻を感じることができます・・・。

この樽貯蔵に用いたベースとなる焼酎が何でどんなモノか?・・・私は知りえませんが・・・樽貯蔵酒をブレンドした「iichiko SUPER」や日田蒸留所限定の「長期熟成 貯蔵酒」とは・・・一線を画す風味です・・・。

結局・・・アテは、この“乾きモノ煎餅”の中で・・・豆入りの“南部煎餅”一枚で充分でした・・・。

■「和の響き」(三和酒類:宇佐市/減圧:麦・麦麹)25度・・・ウィスキータイプ
 小楢由来の馨しい深さを漂わす樽香に、芳ばしい渋辛さと甘旨さが交錯する感じのハードボイルドなボディーのウィスキータイプ。喉もとで主張するアルコール感がバーボンを思わせる余裕の優品。




“里山のナポレオン”・・・「和の響き」_c0001578_2314945.jpgこのタイプのツマミとしては・・・“海老煎餅”は、どうも食指が伸びませんでした・・・(笑)。

豆入りの“南部煎餅”は・・・“塩っ気”と“豆っ気”が旨かったっス・・・。


“里山のナポレオン”・・・「和の響き」_c0001578_232462.jpgこの“森のささやき”シリーズ・・・酒造組合加盟7社が参画して・・・“和製オーク樽”による“樽モノらしい味わい追求”を試みた“新たな麦焼酎”への取り組みです・・・。

“樽貯蔵熟成”で“里山の小楢”風味を重視していることは確かで・・・この場合・・・“下町のナポレオン”が“里山のナポレオン”に挑むというコンセプトが味わいに表現されています・・・。

“里山のナポレオン”たる「和の響き」・・・味わいの印象は、焼酎の“バーボン”のようでした・・・。
by project-beppin | 2006-12-14 23:07 | 大分麦焼酎
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