佐伯の焼酎2:この香りに幾人が惚れただろうか・・・「独歩」
昨日の佐伯行きを迷わず決断させた焼酎・・・この味わいを求めてのものでした。

佐伯の焼酎2:この香りに幾人が惚れただろうか・・・「独歩」_c0001578_2353127.jpg佐伯といえば・・・米焼酎「天下無敵」や長期樽貯蔵の麦・米混和原酒「男の港」で有名な小野富酒造さん・・・その麦焼酎の長期樽貯蔵原酒がこの『独歩』

麦独特の芳香に樽香が重なっているのですが・・・嫌味がなく馥郁たるコニャックのような甘い香りがのっています。
口に含めば、確かに原酒・・・アルコール感はしっかりと広がるのですが、円く、濃く、深い甘旨みをしっかり感じながら・・・鼻腔に抜ける樽香をも凌駕する麦風味がなんとも・・・例えようがない豊かな奥行きをもっています。

喉越しは、円い味わいであるために・・・主張を残して心地よい余韻を脳裏に焼きつけてくれます。決して原酒の“キツさ”ではない・・・原酒の“マルさ”とでもいいましょうか・・・。
私は、晩酌の食中酒が主でしたが、この樽貯蔵タイプは、寝酒に嗜むのが・・・豊かな人生を送れる至福の味わいかもしれませんねぇ。
節分に、歳の数ほど食べれなかった“煎り豆”と・・・佐伯で買い求めた名物“挽茶饅頭”をアテに・・・チビチビと・・・。

■「独歩」(小野富酒造:佐伯市/不明:麦・米麹・麦麹)40度・・・ウィスキータイプ
樽香に馥郁と重なる麦香、口に含めば円く、濃く、深い甘旨みをしっかりと主張する長期樽貯蔵のウィスキータイプ。原酒の角がとれた円やかな主張に陶酔する秀逸な絶品。
by project-beppin | 2005-02-06 23:55 | 大分麦焼酎
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