スナックの“旬菜”・・・土筆煮
日田での“飲み会”の二次会・・・三隈川沿いの“隈”へ繰り出し・・・地元んしに連れられて、スナックへ・・・。

スナックの“旬菜”・・・土筆煮_c0001578_12104382.jpg21時頃だというのに人通りも少なく・・・“閑古鳥”の鳴くような飲み屋街を横ぎります・・・。

チリン♪とドアベルが鳴る扉を開けて・・・「やっちょるかぇ~」と・・・声をかけながら中へ入れば・・・

「あっ、びっくりしたぁ~・・・いらっしゃい~ ひさしぶりぃ~」と・・・驚いた様子のママさん・・・。

「なんかェ~ 客を怖がっちょる スナックがあるかェ~(笑)」と・・・からかう“いきつけ”の客・・・。

二人でカウンター越しに座り・・・「“黒キリ”一本出しないっ」と言うと・・・五合瓶の封を切り、陶カップの“お湯割り”で乾杯!・・・挨拶代わりの戯言や街の話題云々・・・。

そのうちに・・・ママさん「“つくし”食べるっちゃろ~?うちんおかあさんが摘んできたっちゃぁ~」と・・・甘辛く煮付けた“土筆煮”に擂り胡麻をかけて出してくれました・・・。

スナックの“人情味”・・・つくしの“袴”を取り、煮付ける“大ママ”の姿が浮かぶカウンターの“一皿”・・・季節感を無くしがちな薄暗いスナックで出会えた“旬菜”・・・夜街の“春”でした・・・。
by project-beppin | 2007-04-08 12:09 | 美食の街
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