薫香の“焙煎甘露”・・・「やき麦」
一昨昨日(18日)は、4月の“なごりのなごり雪”で・・・“鶴見岳”、“由布岳”、“くじゅう連山”も降雪だったとのこと・・・桜の後の雪景色・・・“花冷え”どころか“若葉冷え”でした・・・。

薫香の“焙煎甘露”・・・「やき麦」_c0001578_10595166.jpg昨日(20日)は、その雪も解けてしまうほどの“ぽかぽか陽気”・・・日田では25℃を越える“夏日”・・・“燕”の飛ぶ春らしい青空・・・。

週末分の仕事を片付けて21時近くに帰宅すれば・・・既に、夕食の“叉焼丼”を食べ終えた次男坊が“ゴールデン・ウィーク”の過ごし方を検討中・・・いろんなリクエストがあるようです・・・。

女房殿は、その要望を思案しながら「何がいいかなぁ?」と・・・オヤジの晩酌用“叉焼”を炙り直しています・・・。

オヤジは、そんな二人の会話を聞きながら・・・食卓に出てきた“炙り叉焼”で晩酌を楽しもうと・・・『やき麦』を“生”のままで・・・。

ロースト(焙煎)した麦に“大麦”と“はだか麦”を配合し・・・“黒麹”で醗酵させた“もろみ”を・・・“常圧”蒸留したという味わい・・・たぶん「おこげ」というラベルの焼酎もこの兄弟銘柄でしょう・・・。

香ばしい煎り麦チョコの“薫香”とはこのこと・・・ショット・グラスから含んだテイスティングは、柔らかな“焙煎甘露”・・・煎った“きな粉”のような香り立ちが口中から鼻腔へと抜けるとともに・・・円やかな甘みの豊満な口あたり・・・そのあとを追っかけるようにアルコール感の焦げ渋味・・・喉越しにしっかりとした奥行きがあります・・・。余韻にこの香味と円やかさが融和する印象深い味わいです・・・。

これは“お湯割り”も旨いはずです・・・(このあとは“お湯割り”にしました・・・)。

常圧“ガツン系”の“群雄割拠”・・・「兼八」を先駆とすれば・・・「常蔵(ブルーラベル)」、「特蒸 泰明」、「為・」、「ふしぎ屋」などが第二世代・・・味わいの広がりを感じたのが「舞香」、「大龍蔵」、「ほげほっぽ」、「杜翁」など・・・さらにその味わいの個性を追求したのが「喜納屋」やこの「やき麦」・・・と言ったところでしょうか・・・。

■「やき麦」(老松酒造:日田市/常圧:大麦・はだか麦・麦麹)25度・・・ガツン濃厚タイプ
 香ばしさに包まれる煎り麦チョコのような香り、口中に広がるロースト香に柔らかな甘みと豊満な焦げ苦味のコクが楽しめる濃厚タイプ。焙煎麦醸しの香味と円やかさが融和するアルコール感が個性的な優品。

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薫香の“焙煎甘露”・・・「やき麦」_c0001578_110450.jpg“炙り叉焼”・・・我が家の“好物”となったこの叉焼・・・甘く味付けされたタレの滲み込んだ肉質部と・・・トロッとした口あたりの脂身部・・・どちらも旨さが突き抜けます・・・(笑)。


薫香の“焙煎甘露”・・・「やき麦」_c0001578_1103181.jpg2杯目は“お湯割り”・・・“焙煎甘露”な香味と風味が膨らむような柔らかさがあって・・・しっかりとした“割り負け”しない旨味です・・・。

夏には・・・煮出した“麦茶”で割る“麦茶割り”を楽しみたい・・・そんな旨さだと思います・・・。
by project-beppin | 2007-04-21 11:04 | 大分麦焼酎
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