湯治場の“極楽”調理・・・鉄輪“地獄釜”の景
先日、仕事仲間に誘われて・・・“21世紀に残したい日本の風景”第2位=“別府の湯けむり”の原風景が息づく“鉄輪(かんなわ)”へ・・・。

c0001578_1121349.jpg高台から遠望する“湯けむり”が、ここ鉄輪の“マクロな原風景”だとすると・・・その湯けむりが醸す“ミクロな原風景”こそ、鉄輪の食文化である“地獄蒸し”・・・。

鉄輪“蒸し湯”に代表される噴気の温泉・・・24時間、365日、止まることなく噴出している約100℃の“天然スチーム”・・・“火”を使わない点も安全で安心な“湯治場”の調理熱源・・・。

それを厨房“おくど”のように利用する“地獄釜”・・・“食材”を籠に入れ、蓋をしておくだけでヘルシーな蒸し料理が出来上がる“極楽”調理・・・。

襖一枚で仕切られた貸し部屋に長逗留する昔ながらの“貸間旅館”では・・・“湯治客”が近くの八百屋や魚屋で買ってきたお米や食材を蒸し上げて“朝餉・夕餉”とする情景・・・。

そんな情景の宿る“地獄釜”・・・私なら・・・蒸し上げた別府湾の“シャコ(蝦蛄)”や“ガザミ(渡り蟹)”を肴に・・・20°の麦焼酎を入れた急須ごと5分蒸した“直燗”の一杯を湯呑で“クィ~”っと・・・なんていう光景を想像してしまいます・・・(笑)。

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c0001578_1121514.jpg常時“噴気”が上がる・・・蒸し“オクド”・・・柄杓のある釜には何時もお湯が沸いてます・・・。


c0001578_11221278.jpg木蓋を開ければ・・・蒸気が噴出す穴釜・・・ここに籠を置き蓋をするだけで蒸し上がります・・・。


c0001578_11222999.jpgこの日、蒸していたのは“小エビ”・・・エビから上がる湯気の匂い・・・ついつい、手を出しそうになりました・・・(笑)。


c0001578_1122586.jpg食材に合わせた蒸し時間の表示・・・インターナショナルな“湯治客”に対応して“蒸し時間看板”にも英語標記・・・。

この“地獄釜”の景は、旅館“サカエ家”で撮ったのですが・・・鉄輪に古くからある小さな旅館には・・・何処でも見かける風景です・・・。
by project-beppin | 2007-04-22 11:26 | 大分の風土・行楽
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