“ビター・ブラック”の臨界点・・・「由布之郷」
“ゴールデン・ウィーク”も後半初日(3日)・・・“藤棚”の青紫も爽やかに輝く五月・・・絶好の“行楽日和”でしたね・・・。

c0001578_10361956.jpg我が家は・・・長男坊や次男坊とも“部活”中心の連休・・・女房殿を手伝いながらゆっくり過ごした日中・・・。

夕方になって「何が食べたい」と聞かれて・・・「何でもイイよ」と答えると・・・「そう言うのが一番困るのよねぇ~」と・・・。

しばらくして台所では油で揚げる音・・・“天ぷら”か?と思いながら・・・一足早く晩酌の準備をするオヤジ・・・。

出てくる前に、先ず“生”を呷って“食前酒”・・・これが“黒麹裸麦仕込み”の“復活常圧蒸留”・・・あの「大龍蔵」の“黒麹版”とも云うべき『由布之郷』・・・。

香ばしさが甘苦く漂うような優雅な香り・・・口に含めば、円やかな口あたり・・・続いて、おとなしい甘みが広がりながら・・・焦げ苦さのビターな麦旨みが雑味なく鼻腔に向ってゆきます・・・。鼻腔と喉越しで味わう苦さと甘さと香ばしさのバランスが“臨界点”に達した味わい・・・これが裸麦“ビター・ブラック”の真髄でしょう・・・。

そうしているうちに食卓に並んだ“蓮根”、“ピーマン”、“ししゃも”の“天ぷら”が・・・なんと!“うどん”とともに出てきました・・・(笑)。

女房殿「急に食べたくなったのよねぇ~“うどん”・・・私は“ぶっかけ風”に“天ぷら”載せるけど・・・おとうさんは?」と・・・。

半生麺の“茹でたて”だそうですから・・・「じゃぁ、“釜揚げ”・・・」と伝えて・・・ここまでは“讃岐うどん”風ですが・・・ここからが“一味”違います・・・。

オヤジは・・・オーソドックスな薬味“おろし生姜”を・・・“柚こしょう”に替えて・・・葱を浮かべたツユに溶き、茹でたてうどんを浸けて“ズッズゥー”と・・・。“ツーン”と響く“青辛”な辛みと“爽酸”な柚香・・・うどん麺に絡むその薬味香“辛感覚”・・・これが“恐るべき柚こしょううどん”です・・・(笑)。

もちろん、これを食べながら“お湯割り”を一杯・・・温和で円い“ビター・ブラック”を飲む・・・豊後の麦焼酎と柚子薬味の香りを楽しむ“香楽日和”です・・・。

■ 「由布之郷」(小野酒造:由布市/常圧:麦・麦麹)25度・・・ガツン濃厚タイプ
 甘苦く漂うような優雅な香り、円やかな口あたりとおとなしい甘みに続く焦げ苦さのビターな麦旨みが真髄の濃厚タイプ。鼻腔と喉越しで味わう苦さと甘さと香ばしさのバランスが秀逸な裸麦“ビター・ブラック”の到達した風味の優品。

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c0001578_10363265.jpg女房殿の“天ぷら”は薄衣・・・“蓮根”と“ピーマン”は“柚子ポン酢醤油”で食べるのもいいのですが・・・


c0001578_10364359.jpg“ししゃも天”・・・これが、思わず旨い!・・・。サックリとした衣と・・・子持ちのツブツブ食感・・・。


c0001578_1037738.jpgつけツユに釜あげうどん麺をとり・・・この“ししゃも天”と“柚こしょう”とともにかっ喰らうと・・・“柚子皮”と“青とうがらし”がツユの味を引き締め・・・“ししゃも天”とうどん麺の食感の雑じり合う“ミクストメディア”な旨さ・・・。


c0001578_1037203.jpg“柚こしょう”の“青辛”な辛みと“爽酸”な柚香と・・・この黒麹裸麦の“お湯割り”・・・風味が“喧嘩”しそうなイメージでしょうが・・・実は、互いの存在感を認め合える風味の競演・・・。


c0001578_10373443.jpg“合鹿椀(ごうろくわん)”風の麺椀に盛った“釜あげうどん”・・・このような“麺喰い”時に重宝する“お箸”って知ってます?・・・。

我が家では“竹の角箸”・・・これが“滑らず”、“麺を切り易く”、“使い易い”と絶賛されています・・・。
by project-beppin | 2007-05-04 10:41 | 大分麦焼酎
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