“甘”芳ばしさの“苦”円やかさ・・・新造蔵の「十王」
今日も、“暑い”と思えるような“陽射し”・・・紫外線が照りつけるような“五月晴れ”・・・この輝きの中の“竹の秋”も終ろうとしていて・・・真竹(マダケ)の葉も生え変わりながら・・・“筍”が高く伸び始めました・・・。

c0001578_0392283.jpg今夜は“風呂上り”の晩酌・・・女房殿が出してくれたアテは・・・オーブンで焼いた“そら豆”・・・四国の親族が送ってくれた“旬豆”とのこと・・・。

“そら豆”・・・塩もなく“素焼き”ですが、独特の“炙り香”が漂って・・・これは、美味!美味!・・・有難く頂戴します・・・。

この豆に負けない麦焼酎となると・・・常圧蒸留の旨味が活きている“ガツン系”の“ロック”を飲みたくなって・・・『十王』・・・。

この「十王」・・・清酒「智恵美人」と粕取焼酎「みろく」や「蔵治」で知られる杵築市の“中野酒造”さんが新たに設立した旧山香町(現杵築市)唯一の“焼酎蔵”=“みろく酒造”の第一弾となる銘柄です・・・。

氷が融けはじめる前のグラスに口を近付けた時・・・麦らしい趣のある香りを漂わせて・・・冷たい口あたりの中から放たれるような“麦々”した芳ばしい“甘味”・・・口中で転がして味わう円やかな“苦味”・・・喉越しの後に鼻腔へと抜けてゆく“マイルド”な“麦チョコ”フレーバーの余韻・・・。

スムースに味わえる“ガツン系”・・・スタンダードな焼酎として“お湯割り”でも崩れない大らかさがあります・・・。

“強”過ぎないし、“弱”過ぎない・・・“主張する”奥行きではなく、“寡黙な”福与かさ・・・そんな味わいの焼酎です・・・。

この味わいの“麦ロック”に・・・この“焼そら豆”を食べながら・・・別府在住の写真家が撮り溜めた“名も無き職人”の地域造形・・・“世界遺産”ならぬ「世間遺産」と名付けた“地霊”への賛歌・・・この本の中に真実の“美しい国”がありました・・・。

■「十王」(みろく酒造:杵築市/常圧:麦・麦麹)25度・・・ガツン濃厚タイプ
 膨らみのある麦香と、芳ばしい甘味に馴染んで沁み入る円やかな焦げ苦味を福与かに味わう濃厚タイプ。口中で転がしながら喉ごしのスムースさとマイルド・ビターな余韻に寡黙な心意気を感じる逸品。

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c0001578_0423176.jpg“焼そら豆”・・・本来は、鞘ごとの丸焦げ焼きが美味いのですが・・・既に豆になっていたので・・・オーブントースターでホイル包み焼き・・・。

最後に2分だけホイルを取って焼くと・・・豆皮が焦げ弾けます・・・。こういう香ばしさの豆旨みと豆香・・・無っ茶旨ぁ~い!・・・この季節、毎晩これで好いです・・・(笑)。


c0001578_0414991.jpg本を見ながら飲む“ロック”・・・正に、視覚と味覚の“郷土巡礼”・・・。


c0001578_04227.jpg失われてゆく“民の神業”として・・・“民衆の手のなごり”と“無名なるが故のこだわり”の遺産が紹介されています・・・。


c0001578_0421739.jpg世間遺産放浪記」・・・大分県下や九州を中心に、全国各地で見つけた建築、土木、小屋、壁、屋根、職人、信仰の風物詩・・・“マジョリティー”な“世界”遺産よりも身近にある“マイノリティー”な“世間”遺産のメモリアル・グラフティー・・・。

この“ブリキと鱗の屋根”は・・・旧久住町(現竹田市)にある清酒「千羽鶴」を醸す“佐藤酒造”の屋根・・・その“地霊”を宿す建築造形に対して・・・写真家ならではの視点が注がれています・・・。
by project-beppin | 2007-05-23 00:44 | 大分麦焼酎
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