♪小籠に摘んだぁはぁ~♪・・・桑の実
今夜は小雨で“梅雨の走り”?かと思わせるような天気でしたが・・・一昨日の日曜日(27日)は・・・中学校では“運動会”、各地の“川開き”や“山開き”の催事も行われ・・・35℃を越える“猛暑日”という“気象用語”が“初適用”となった大分県下(豊後大野市)・・・“麦刈り”や“田植え”の農繁期の方々には“猛暑お見舞”を申し上げたいぐらいでした・・・。

c0001578_23192714.jpgこの日の朝、知人からの電話・・・「くわんきにくわんみなっちょんき、ぜんぶくわんき、とりんきない」と・・・?。

はじめは、何の事を言ってるのか?・・・殆んどわかりませんでしたが・・・何度か聞き直しているうちに・・・「桑ん木に桑ん実生っちょんき、全部食わんき、採りん来ない」(桑の木に桑の実(が)生ってるから、全部(は)食べないから、採りに来なさい・・・の意)・・・と言ってることが(やっと)判明しました・・・(笑)。

“ではでは、お言葉に甘えて・・・”と採らせていただいたのが・・・この“桑の実”・・・。

元々は養蚕用の“桑の葉”を採っていた木だったらしいのですが・・・数十年前に野放し状態になって以来、大きくなった木だそうで・・・今では、毎年この時期に小さな房を“たわわ”に実らせるんだそうです・・・。

“黒紫”に熟し、表面に艶のある実房が食べ頃の甘さだそうで・・・“赤み”が残るうちは堅く甘みも少ないようで・・・しかし、逆に熟れ過ぎた実は、採ってる最中に指で潰れて手が紫色に染まります・・・(笑)。

摘み採りながらの“摘み食い”・・・熟したこの風味は、イチジクとブルベーリーが混ざったような淡麗な完熟風味の仄かな甘さが魅力です・・・。

大分では一般的に“クワんミ”ですが・・・調べてみると・・・地方によっては、川沿いの土手堤に植えられいた“桑”の木から名付けられて“ドドメ(土留め)”と云う方言で呼ばれることもあるらしく・・・つまり、“ドドメ色”とは“桑ん実色”ってことのようです・・・(知らんかった・・・)。

一昔前は、夕焼けを追いかけるように遊ぶ子供たちの“旬のおやつ”だったとのこと・・・今では“栄養成分や薬効”も注目され・・・もう一度、見直されているようですね・・・。

大分の旧朝地町では・・・“桑の実ソフト”というスイーツが味わえるようです・・・。

摘み採って持ち帰ったオヤジは・・・もちろん、“梅酒”をつくったことを思い出して・・・焼酎で自飲用“桑ん実酒”をつくろうかと・・・(笑)。




c0001578_0323319.jpg“養蚕”の盛んな地域に残る“”の木・・・2月に宇佐で見た“養蚕の昔と今”を思い出しました・・・。

♪ やぁまぁ~の 畑の桑の実をぉ~
   小籠ぉ~にぃ 摘んだぁはぁ
   まぼろぉしぃかぁ~ ♪

    (童謡:赤とんぼ


c0001578_032525.jpg遠目にこの木を見ても・・・実を付けている木には見えませんが・・・木の下にから見上げると・・・初夏の陽射しが桑葉を透かして通り抜け・・・緑葉の光のフィルターにポツポツと実る粒房が“影絵”のように浮かび上がります・・・。


c0001578_2320980.jpg熟しては落ちるこの桑の実・・・英名は“Mulberry (マルベリー)”・・・。

日本でも・・・田舎の何処かで見かける“郷土のブルーベリー”とでも云わなければ・・・そのイメージが伝わらない時代になったのかもしれませんね・・・(哀)。
by project-beppin | 2007-05-29 23:24 | 大分の風土・行楽
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