佐伯の焼酎4:もうひとつの・・・「独歩」と「どっぽ」
佐伯の河野酒店に伺ったのは先週の土曜・・・早くも一週間になりますねぇ・・・。
今日は、その折に、せつこさんにいただいた・・・もうひとつの「どっぽ」を開けてみよう・・・
そんなこと思いながら帰宅すると・・・なんと・・・HAKUDOUさんから・・・さらにもうひとつの「独歩」が・・・。

佐伯の焼酎4:もうひとつの・・・「独歩」と「どっぽ」_c0001578_21525080.jpgともに、デッドストックになって・・・十数年の時を過ごした麦焼酎です。

裏の製造ラベルには・・・“豊後むぎ酒 25% 小野富酒造株式会社 720ml”とあり、電話番号の市外局番が5桁、市内局番が1桁の表示・・・これは詰口が十年以上前ですねぇ。

年月を重ねること・・・蒸留年による違い・・・など味わいは興味津々・・・ありがたく、いただいてみましょう。

まずは・・・わざわざ送っていただいたHAKUDOUさんの『独歩』・・・鶴首の曲がった独特の陶製黒色釉の酒瓶・・・
コルク栓を丁寧に抜いて、少しばかりグラスに注ぎ、“生”で味わいながら飲んでみました・・・円いな~。
香りはほのかに嗅いで感じる微香ですが、それがさらに上品な味わいを予感させます・・・。
手元にあった昨年詰口した「豊後むぎ」と比べてみると・・・味わい系は確かに似ていますが・・・アルコールの刺激がおだやかなところが秀逸です。
良い年月を重ねているなぁという・・・カドがないこの円い旨みに麗かな品格さえ感じます。

次に、せつこさんのお店でいただいたひらがなの『どっぽ』・・・瓜のようなかたちの陶製深緑釉の四合徳利・・・こちらもコルク栓を抜いて・・・“生”で・・・旨いな~。
よく似ているのですが・・・香りは幾分か甘くしっかりしているようで・・・ひと口含んでみると・・・麦旨甘みが円くこなれた、甘旨いコクに近い味わいを感じます。

二本の酒瓶・・・“ちょぷん、ちょぷん”とゆれる液体の響きに・・・蒸留年や歳月を重ねた麦焼酎の瓶内エイジング・・・その微妙な味わいの微妙な違いはあれど・・・しっかりした造りの焼酎だからこそ・・・この味わいが醸せるんだろうなぁ・・・。樽長期貯蔵の『独歩』とともに・・・佐伯に思いをはせる銘柄となりました。

小野富酒造さん、せつこさん、HAKUDOUさん、皆さんが醸した“佐伯歳時記”に・・・『独歩』と『どっぽ』で乾杯!
by project-beppin | 2005-02-12 22:34 | 大分麦焼酎
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