“めざし”と“おでん”と・・・“地霊”の旨さの「二階堂」
先週末の金曜日(7日)・・・HAKUDOU師匠と“九丁目の八ちょう目”で待ち合わせ・・・。あの時以来となる久しぶりの“原酒場”・・・。

“めざし”と“おでん”と・・・“地霊”の旨さの「二階堂」_c0001578_2545832.jpgここのところ・・・断然、師匠の方が“馴染みの客”と化したこの店・・・中央の席に陣取って会話がはずむ師匠の御姿・・・。

入るなり師匠に「やぁやぁ、どうぞどうぞ、お元気でしたかぁ」と声をかけられ・・・どちらがこの店の“先達”なのか?わからぬほど・・・違和感無く打ち解けた“原酒場”の臨場感・・・すっかり、和んだこの雰囲気に・・・こんオヤジも(久しぶりの引け目を感じながら)加わりました・・・(笑)。

座れば、すぐに“とりもつ”と「二階堂」の“ロック”というのが・・・私の常道・・・。

いつものように・・・“水を得た魚”の如くと例えるまでもなく・・・“酒を得た師匠”の愉快な会話が飛び出します・・・「別府でも見つけたんやぁ~、立ち呑みでける酒屋・・・教えてもろうたら、あったんやなぁ~この近所に・・・」と・・・その酒屋の“戦利品”たる“するめジャーキー”と“ホッピー”を配ってくれます・・・。

遠慮なくいただきながら・・・「ホントっすかぁ~!へぇ~!・・・まだ、あるんやなぁ~」と・・・地元のオヤジである私の方が感心するアリさま・・・(笑)。

盛り上がる話の合間で“めざし”を頼んで・・・焼き上がりに“かぼす”が添えられて出てくるところが・・・この店の“心憎い”さりげなさ・・・その半割りかぼすを見て、思わず「おぅ~、もう出だしたんやなぁ~やっと”生搾り”のかぼすで飲める季節やなぁ・・・」と言うと・・・「うん、“ハシリ”やけど、もう出ちょるョ~」と大将・・・。

そんな“旬”の酸味を“めざし”に搾って・・・苦みの旨さに齧りつき・・・おとなしい甘みの“ロック”を飲む至福に・・・愉快、痛快、奇奇怪怪な師匠の名調子が重なれば・・・周りの酒徒まで巻き込んで・・・なんとも楽しく呑めるんです・・・。

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“めざし”と“おでん”と・・・“地霊”の旨さの「二階堂」_c0001578_2551918.jpgそして・・・“おでん大鍋”に沈む滲みた味わいの“豆腐”には・・・特製“ニンニク醤油”をたっぷりのっけて・・・この香味ニンニクの濃厚な醤油辛さで味わうのが・・・これまた堪らん旨さです・・・。


“めざし”と“おでん”と・・・“地霊”の旨さの「二階堂」_c0001578_2555119.jpgこの日の師匠のおススメがコレ・・・“オクラバター”・・・そのままんまのオクラをバターで炒めて削り節をふっただけですが・・・思わず旨い!・・・。さすが師匠・・・“地味”な“滋味”のアテを心得ています・・・。

このあとも・・・TVの“ナイター中継”を楽しむ“常連”さん達や・・・粋なアベック若い衆なども現れて・・・師匠の「酒はナ、“味”やないんやぁ~“味わい”なんやぁ~」、「“西の関”は“風土”の味わいやぁ~ブレない好い酒やぁ~」などなど・・・名調子の中にも“真言”が漲ってました・・・。
by project-beppin | 2007-09-11 02:58 | 美食の街
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