“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品
“じいちゃん、ばあちゃん”が感心するほど“骨切り”包丁の巧みな身捌きが冴える“鱧”・・・三味三様から・・・“地モノ”や“秋の味覚”の食材とともにさらに彩りを増した食事を楽しみます・・・。

“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品_c0001578_3364695.jpgこの“鱧”会席を“起承転結”で例えれば・・・ここからが“転結”となる後半の料理・・・。

鱧と耶馬渓黒豚で“しゃぶしゃぶ”・・・旬材との“天婦羅”・・・かぼす酢味噌の“湯引き”・・・松茸と鱧の“釜飯”と・・・なんとも贅沢な味わいが続きます・・・。

この“名残り鱧”を主材に料理長の“一工夫”・・・実に綺麗にまとめた「五味」「五色」「五法」「五適」「五覚」・・・我が家の誰もが満喫したという・・・佳き会食となりました・・・。

これだけ揃って・・・なんと!一人“英世”3.5枚・・・納得どころか、大満足で“驚嘆”・・・。

季節の変わり目には・・・また次なる“会席コース”を戴きたくなる衝動に駆られるほど・・・印象深い“鱧”尽くしです・・・。

■ 鱧の会席:えいたろう/別府市上人ケ浜町(潮騒の宿 晴海 内)

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“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品_c0001578_3372739.jpg“台物”となる“鱧と耶馬渓黒豚のしゃぶしゃぶ”・・・先に“鱧”だけを泳がすように戴くのが・・・食材そのものの旨さを味わえる食べ方でしょう・・・。

“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品_c0001578_3374324.jpg柚子おろしと浅葱を溶いたポン酢で妖艶な透明感のある鱧身・・・口中で花開く身の甘みとかぼす香・・・絶品ですね・・・。

“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品_c0001578_337567.jpg続いて・・・水菜、椎茸、エリンギ、(紅葉)蒟蒻、豆腐、白葱と・・・潜らせる程度で柔らかな旨みが滲み出る黒豚で・・・水炊き風に味わいます・・・。

“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品_c0001578_338954.jpg嗚呼、この黒豚も・・・旨すぎ・・・。

“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品_c0001578_3382554.jpg“揚物”となれば・・・海老、舞茸、栗、茄子、しし唐・・・秋らしい食材がともに味わえる味の季節感・・・。

“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品_c0001578_3384177.jpg鱧天・・・サクッと軽やかでフワッと膨らむ食感の白身は・・・またまた、飲みたくなる逸品でした・・・。

“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品_c0001578_3385398.jpg“酢物”といえば代表格の“湯引き”ですね・・・。


“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品_c0001578_3391162.jpgオレンジのスライスの甘い香りが座となって・・・アロエと(蛇腹)胡瓜の調理も技が光ります・・・。


“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品_c0001578_3392682.jpg御飯は“釜飯”・・・たっぷり盛り付けてくれた一人前・・・“止椀”の(魚)アラ身の赤出汁と高菜、山芋、小茄子などなど“漬物”と仕上げます・・・。

“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品_c0001578_3394284.jpgほっくりと鱧にも味付けが滲み込んで・・・松茸、栗、むかご、牛蒡、しめじなどなど旬菜も五目御飯・・・。

“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品_c0001578_3395799.jpg“甘味”は・・・柿のムース・・・最後まで秋味でした・・・。

“鱧”尽くし(後編)・・・台物、揚物、酢物、釜飯の四彩四品_c0001578_3401023.jpg“じいちゃん、ばあちゃん”も美味しく最後まで食べてくれて・・・女房殿も子供たちも皆“敬老”の食事会を心に刻んだと思います・・・。
by project-beppin | 2007-09-20 03:41 | 美食の街
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