“老婆心”の“伝説”ホルモン・・・「本宮山」
ここのところ“ビール”、“清酒”、“グラッパ”、“ワイン”と・・・「こらぁ~っ!“麦焼酎”はどこへ行ったぁ~!」というエントリーが続いておりますが・・・日頃は、飲んでるんですよ・・・主に「二階堂」と「西の星」ですが・・・。

c0001578_22303257.jpgそんな日常とは違って、先日の“歓送迎会”・・・今では“予約”しないとなかなか食べることができないという後輩のフレコミで・・・大分市では“伝説”の店と呼ばれている“ホルモン”焼肉屋へ・・・。

場所はJR豊肥線“中判田駅”前・・・店の名前は『本宮山(ほんぐうさん)』・・・。

誘いあった何人かで乗り合わせて行かなければ・・・見つけることができない普通の古い民家・・・古くから、駅前商店の一軒であったことを知らない私どもでは・・・絶対、気づかない店構え・・・。

店内へ入ると・・・「まあ、いらっしゃい・・・」と声をかけてくれたおばあちゃん独り・・・土間に続きの6畳ほどの座敷に座卓をつないで年季の入ったガスコンロが2台置かれています・・・。

いかにも、昔っからの“ホルモン”焼肉屋という風情が・・・割烹着姿のおばあちゃんの白髪頭と足取りに感じられて・・・時間が止まっているような昔なつかしい場所に来たように感じられます・・・。

そんな座敷に総勢10名ほどが陣取り・・・先ずは“ビール”と“ホルモン”・・・ガスコンロの上に置かれたこの凹形に反った鉄板もはじめて見る形・・・おばあちゃん曰く「周りになぁ、お肉を置いて中に野菜・・・そうしたら野菜が焦げん(焦げないの意)で食べやすいからなぁ・・・」と・・・なるほど、確かにホルモンの脂が中に集まり野菜がその脂旨味と馴染んでしんなりと仕上がります・・・。

そして・・・ホルモンの旨味が“クニュプニュ”した焼き上がりになるのを各自が見計らって・・・この店のおばあちゃん“特製”として名高い“つけダレ”で食べたのですが・・・実に旨い!・・・なんとも柔らかく脂旨味がするホルモンと・・・このしっかり濃厚な“泥ダレ”風の“ニンニク醤油”が見事に“マッチングー”・・・(笑)。

口中で滲む脂味に負けない強烈なニンニク香・・・その上、単に摩り下ろしニンニクだけではないなぁ?と感じさせる“秘伝”が・・・タレの甘味に隠されています・・・たぶん・・・。

もう、この“ホルモン”の時点で・・・一同が絶賛・・・この後も、店内が煙るほど“ミノ”、“タン”、“赤身(精肉)”などなど焼き続けながら・・・おばあちゃんにビール瓶の追加やコップ焼酎のおかわりを頼むと・・・腰を屈めた足取りでゆっくり準備してくれる姿を見て・・・思わずこちらが“老婆心”・・・申し訳なく思って、代わりに自分達で手伝ってしまう気持ちになりました・・・。

それにしても、この“ホルモン”と“泥ダレ”の旨さは・・・店の“風情”そのものであるおばあちゃんの“人情”と“老婆心”の味わいだと思えるほど・・・こんオヤジの中でも“伝説”となって生涯忘れない味わいになりそうです・・・。

■ ホルモン焼肉 : 本宮山/大分市中判田

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c0001578_2230508.jpgこの店の名の由来は・・・この判田地区の氏神様がある山“本宮山”からだそうで・・・おばあちゃんは、毎朝その山に向って手を合わせているそうです・・・(合掌)・・・信心深いそんなおばあちゃんの笑顔も“味わい”ですよ・・・。

先ずは、卓上コンロに置かれたホルモン焼用“凹形鉄板”・・・3-5mmはありそうな年季の入ったこの鉄板は・・・穴を開けた内側で野菜や肉を焼き・・・周りにホルモンをという焼き方で本領を発揮するとのこと・・・。

c0001578_22311822.jpgおばあちゃんの言いつけを守って・・・ホルモンを周りに配し・・・キャベツと玉葱を真ん中で焼きます・・・。

確かに、ホルモンの脂で艶やかにキャベツと玉葱が・・・実に旨い・・・。


c0001578_3484352.jpgで・・・ここの“コップ焼酎”は・・・有無を言わさず“ホルモン”の定番の2銘柄のみという“健全”さ・・・。

つまり・・・麦焼酎「二階堂」が主役で・・・昔ながらの飲み口の方々には甲類「ダルマ焼酎」ということだそうで・・・素直に“あるべき姿”がそのまま現存していました・・・。

c0001578_3491333.jpg “ホルモン”を食べてしまって、“ミノ”や“タン”を注文したため・・・脂がない状態になってしまったのですが・・・「今どきこんなに厚く切った“タン”を食べさせてくれる店は少ないだろう」と・・・同僚が歓んでましたし・・・それが、また旨いんですから・・・。

c0001578_3493127.jpg“赤身(精肉)”も旨かった・・・。こんなに焦げるほど・・・食べたんですから・・・皆、大満足だったということです・・・。


c0001578_3495027.jpg“舌代”と書かれた“お品書”・・・昔から貼り替えていない証拠に清酒は“二級酒”、“一級酒”、“特級酒”という3区分のまま・・・それも、庶民的に“二級酒”が先に書かれているあたりが“ホルモン”に相応しい酒をわきまえている客がいたことの証しですね・・・。

「昔は、この辺りん人も、よう来ちくれよったんよなぁ・・・近頃は、少なくなったぁ~・・・(私も)病院行ったりするもんじゃから・・・電話してもろちょった時だけ、(夜は)店を開けるからなぁ・・・」と・・・。

“予約”をして尚且つ、“特注取り寄せ”しておかないと味わえないのが“豚足”だそうで・・・今度は、“豚足”と“甲類コップ”で・・・味わいたい店でした・・・。

食べ終わって席を立つのも“老婆心”・・・皆で皿やコップを集めてまとめ上げたところ・・・粗品と書かれた“熨斗(のし)紙”のついたネーム入り“タオル”をいただきました・・・。

最後にまたまた“老婆心”ながら一言・・・電話“予約”をしたくなった方・・・おばあちゃんが受話機をとるまで・・・長めにコール回数を数えて下さい・・・。

それと・・・翌日は・・・この“泥ダレ”の匂いが残っています・・・(笑)。
by project-beppin | 2008-04-27 22:32 | 美食の街
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