第一“甘吟”な水割り・・・「西の風」
ちーと、遅くなりましたが・・・今年の春“雨月の会”の“エピローグ”となる“晩酌”風景を・・・思い出の味わいの“追憶”を兼ねて・・・エントリーしておくことにします・・・(笑)。

第一“甘吟”な水割り・・・「西の風」_c0001578_21342473.jpgHAKUDOU師匠と“日田”を巡行し、“九重”から帰行となって・・・JR九州“久大線”沿線の蔵元を巡り終え、我が家に帰着した夜の“晩酌”です・・・。

帰り着いたのが20時過ぎ・・・女房殿や次男坊は、既に夕食を終えていて・・・昨年までなら、部活を終えて帰宅した長男坊が向こう側で食事をしている時間なのですが・・・。

そんな長男坊も・・・この春から、県外で一人暮らしをはじめたばかり・・・“五月病”に罹ることなく帰省しないままのG.W.・・・案の定、食卓ではオヤジがぽつんと“独酌”となりました・・・。

帰り着くなり・・・師匠から戴いた“お土産”の中にあった“鰤カマ”を取り出して・・・女房殿に焼いていただくこととし・・・その間に“イリコ きんぴら”と今年の初物“鰹のたたき”で・・・まずは、一杯・・・。

その一杯には・・・あの“長木酒店”で手にした一瓶をさっそく“開封”といたしました・・・そう、“ぶんご銘醸”さんの『西の風』・・・。開封して、先ずは“生”のまま・・・25°の本来もつ味わいをじっくり“観照”します・・・。

“馥郁”たるとまでは至りませんが・・・清々しくも甘美なアルコール香という感じ・・・。一口、口中に含んで転がすように味わうと・・・“甘露”な“吟醸”旨さと綺麗な清水のような含み香が広がったかと思えば・・・続いて舌の奥から喉越しに流れ行く瞬間の辛旨さの洗練された“キレ”と・・・繊細な響きと素直な余韻が“透明感”に満たされた印象を受けます・・・。

この“ドライ吟醸”という風味は・・・28°の「香吟のささやき」に通じるものがあって・・・ひょっとすると、その割水のアルコール度数を25°と変えた風味かもしれません・・・。

もちろん、“生”で味わったのは、最初の一杯でして・・・焼き上がった“鰤カマ”が揃った時点で・・・2杯目となる濃い目7:3の“水割り”でスイスイいただきました・・・。25°のアルコール感は確かに薄まっていますが・・・本質となる味わいは・・・甘みの味わいが伸びている感じで、おとなしくも印象深い旨さでした・・・。

■「西の風」(ぶんご銘醸:佐伯市/減圧:麦・麦麹)25度・・・ドライ吟醸タイプ
 清々しくも繊細で甘美な香りが漂う印象を浮かび上がらせ、柔らかな甘みの含み香の先行と辛口な旨さの喉越しが先鋭な吟醸タイプ。白麹の甘旨みが香る口中の優美な放香と、磨かれた辛口の耽美なキレの味わいが響韻する優品。

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More 焼き“カマ”、“イリコ”きんぴら、初“たたき”・・・
# by project-beppin | 2010-05-31 21:39 | 大分麦焼酎
HAKUDOU師匠と“九重”帰行(その2)・・・“笑門福来”八鹿酒造の“なしか!”
“竜門の滝”から川沿いを“玖珠川”と合流する方向へ・・・その突当りのT字路を県道409号線で“旧九重町役場”のあった恵良方面に・・・旧道沿いの密集した町並のほぼ中ほどに“八鹿酒造”がありました・・・。

HAKUDOU師匠と“九重”帰行(その2)・・・“笑門福来”八鹿酒造の“なしか!”_c0001578_1690100.jpg到着時刻は、ほぼ17時・・・予約制の蔵見学は、諦めてましたが・・・せめて、蔵元の試飲販売は・・・との微かな望みを繋ぎとめるように・・・“酒蔵案内所”内の灯りと制服姿の女性社員の笑顔に接し・・・「まだ、イイですかぁ?」と問えば・・・明るく「どうぞ、いらっしゃいませぇ・・・」との声で・・・蔵の販売所へ・・・。

昭和・・・つまり、まだ農協、消防団、職場単位の“団体旅行”が盛況だった頃・・・“別府”の街で飲んで、酒と云えば「八鹿」、焼酎と云えば「二階堂」だったと・・・職場の上司から聞かされたことを思い出し・・・此処がその“蔵元”なんだと・・・初めてながら、懐かしく思えたりするのです・・・(笑)。

そして、もうひとつ“八鹿”な“縁”で忘れてならないのが・・・夕方の“天気予報”といえば、誰もが知っている“ヤン坊 マー坊”の時代・・・大分県民は“老若男女”問わず口ずさむ全く別の“天気予報”を告げる“BGM”があって・・・それが、俗に言う“八鹿の天気予報”・・・“県民演歌”とも謂えるメロディーなんです・・・。

 ♪ 水ぅ澄みぃてぇ~ 川はぁ 清ぉくぅ~  山はぁ みぃどぉりぃ~  花の宴のぉ~ 杯にぃ~
    酌みぃ交ぁわぁすぅ~ 酒は八ぅ鹿 ぁ~  くじゅぅうぅ~の やまぁにぃ~
      幸せぇはぁるかぁ こだましてぇ~ 酒ぇはぁ~ 八鹿ぁ~  ♪

さすがに・・・販売所内では、流れていませんでしたが・・・(笑)。

そんな蔵元への私的な“親近感”は・・・もちろん、HAKUDOU師匠にも溢れるほどあって・・・あの“御手洗酒店”の“本直し”カクテルと“角分け”文化の“原風景”に宿る麦焼酎「なしか!」のこと・・・その仲間たちから誘われながらも未参加のままとなっている“なしか祭り”のこと・・・などなど・・・此処の清酒と焼酎を“試飲”しながら・・・女性社員の笑顔に応えるように・・・語っていました・・・。

そして、屋号“舟来屋(ふなこや)”の系譜と蔵元“八鹿”に刻まれた“歴史”・・・“竜門の滝”との因果や“灌漑井路”の“公益”工事に尽力した業績も知ることができました・・・。

短時間の訪問でしたが・・・“地霊”とは何か?を語るに相応しい蔵元だと・・・感慨深く眺めた蔵風景です・・・。

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More 屋号“舟来屋”・・・“なしか!”な風景
# by project-beppin | 2010-05-29 16:14 | 焼酎文化考
HAKUDOU師匠と“九重”帰行(その1)・・・“龍門瀑布案内図”
日田の“三蔵”と“いいちこ日田蒸留所”を巡り終えて・・・既に15時大きく回ってしまってしまいました・・・。JR九州“久大線”沿線を巡る“清(酒)焼(酎)混淆”の旅となるよう・・・帰路に寄りたい“蔵元”はまだ二つ・・・玖珠町“亀の井酒造”と九重町“八鹿酒造”・・・。

HAKUDOU師匠と“九重”帰行(その1)・・・“龍門瀑布案内図”_c0001578_013159.jpgR210号線を一路“玖珠・九重”方面へ・・・玖珠川沿いに車を走らせながら、“鳥ん足”を買い・・・建ち並ぶ“天瀬温泉”を眺めて・・・“慈恩の滝”を過ぎ・・・玖珠町に入りましたが・・・もう16時・・・。

この時間では・・・二蔵は、無理と判断し・・・“亀の井酒造”さんは、またの機会にしました・・・。

そうとなれば・・・あの“御手洗酒店”の“角分け”文化の基調となる“大分第三の麦”焼酎「なしか!」の“八鹿酒造”さんをめざします・・・。

その前に・・・“八鹿の里”の象徴・・・その“地霊”の風土を感じる“竜門の滝”へ・・・。

この滝へと向うためには・・・滝沿いの高台に建立された禅宗三派の一つ黄檗(おうはく)宗“吉祥山 龍門寺”の境内を通るのですが・・・その寺に昔の滝の周辺図であるこの“龍門瀑布案内図”がありました・・・。

この“竜門の滝”を命名し、さらにその滝の各所に12の“名勝”を見いだした“名付けの親”こそ・・・この寺院を開山した黄檗宗開祖“大覺禅師=冉蘭渓道隆”だと・・・。

“滝”というと幾筋かの流水が一気に落下する風景が一般的ですが・・・この図を見ると・・・確かに“瀑布”と呼ぶに相応しいほどの水量があったんだと・・・今とは違った“滝姿”の絵図に興味を覚えました・・・。

この“滝姿”の変化の秘密は・・・↓Moreで・・・。


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More 滝の“今昔”と・・・“渓流の女王"
# by project-beppin | 2010-05-27 01:05 | 大分の風土・行楽
HAKUDOU師匠と“日田”巡行(その8)・・・いいちこ日田蒸留所“製造場見学”
“ひた やきそば”のあとは・・・“日田蒸留所”へ・・・。そうです・・・昨年来、話題の「いいちこ 日田 全麹」の蒸留所と云えば・・・皆さんにも、お分かりいただけるのではないでしょうか・・・。
 ♪ いつか かぁぜがぁ~ 散らした花もぉ~ 季節めぇぐりぃ~ 色をつけるよぉ~ ♪

HAKUDOU師匠と“日田”巡行(その8)・・・いいちこ日田蒸留所“製造場見学” _c0001578_21574517.jpg約4年ほど前に・・・一度、訪ねたことがあるオヤジ(私)ではありますが・・・その折は、“製造場見学”はせず・・・“試飲ショップ”だけでしたので・・・今回の訪問では、“全麹 蒸留所”の“製造現場”を見させていただきます・・・。

しかしながら・・・師匠には、ゆっくりと“いいちこ”の懐深いさを“試飲”しながら“吟味”いただくことも・・・今回の“ミッション”ですから・・・先ずは、“試飲ショップ”へ・・・。

さすが、師匠・・・ショップ店員の勧める“原酒”の各銘柄の話を聞きながら、ワンショットずつ、丁寧に且つ豪快に“試飲”して・・・「全麹減圧蒸留 原酒」と「全麹常圧蒸留 原酒」に興味津々のご様子・・・ショップ店員もその師匠の“試飲っぷり”に興味津々・・・(笑)。

ひととおり“試飲”を愉しんでいただいたところで・・・“製造場見学”へ・・・“第1製造場見学コーナー”から順に、“貯蔵庫見学”コーナー、“第2製造場見学コーナー”と・・・各コーナーを巡ってみましょう・・・。

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More 見学コーナー・・・“原酒の杜”
# by project-beppin | 2010-05-22 22:18 | 焼酎文化考
HAKUDOU師匠と“日田”巡行(その7)・・・「三久」の“やきそば”
“隈”界隈で酒屋さんに教わった“ひた やきそば”の店というのが・・・此処「三久」でした・・・。

HAKUDOU師匠と“日田”巡行(その7)・・・「三久」の“やきそば”_c0001578_20171043.jpg細い路地を入った角地に“ひた やきそば”の幟が見えて・・・派手な暖簾の“ラーメン店”の風情・・・。

広い軒下に店外テーブルが2つあって・・・その一つでは、家族連れがラーメンや焼そばを美味しそうに食べていました・・・。

暖簾を潜り店内へ入れば・・・「いらしゃい!」と親しみやすい家族経営の雰囲気・・・カウンター越しに店主の親仁さんが「どうぞ、空いてる席に」と声をかけてくれたのですが・・・店外テーブルの魅力もすて難く・・・(笑)。

「外テーブルにするわ、エエかなぁ?」と問うと・・・「あっ、外がイイですかぁ、どうぞ~」と出てきて案内してくれました・・・(何しろ、この5月3日の日田は、暑かったんです・・・後で知ったのですが、今年一番の気温29.4℃の夏日でした・・・)。

家族連れの隣のテーブルに陣取ったこんオヤジとHAKUDOU師匠に・・・親仁さん自ら、水の入ったコップを二つ置いてくれて注文をとる様子・・・メニューを見ながらも、オヤジ(私)は迷わず「やきそばの大盛!」と注文・・・師匠は「じゃ、同じく、やきそば・・・普通(並)で、もらおう」と告げ・・・注文を確認した親仁さんは、店内へ戻りながら暖簾越しに「ハイッ!やきそば大盛りいっちょう、並いっちょう」と・・・大きな声で(注文を)通します・・・。

うろうろとこの“界隈”を探し歩いた後ですから・・・水を飲んで“一息”入れて・・・軒下の壁に貼られた日田の“風光明媚”な観光ポスターを眺めながら・・・(頼まれもしないのに)師匠に解説して(笑)・・・しばし待てば・・・運ばれてきたのが・・・コレ・・・“二人前?”と見紛うような“やきそば 大盛”・・・。しかも・・・「スープが付いてますから・・・」と・・・小さな碗に“とんこつスープ”も標準セットとのこと・・・。

思わず「おぉっ、ホンマに大盛りやなぁ」と笑みがこぼれるオヤジ・・・師匠も「これ(並)でも大盛り並やぁ~」とちょっとした驚き・・・。

互いが“刻み紅生姜”を多めに取り、皿脇に添えると・・・合掌して、まずは一口・・・箸で持ち上げると、短めに切れた“焼き麺”に“葱”と“もやし”も“ソース”と絡んで混じりあって・・・艶やかで食べやすい箸掛りの量も丁度いい感じ・・・旨い脂に香ばしい甘口ソースの香りもあって・・・食欲がそそられます・・・。

さぁっ、喰いますよぉ~・・・。(そのお味は・・・↓Moreのクリックで・・・)

■ やきそば:三久/日田市亀山町

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More 旨さは“麺カリ脂ソース”と・・・“がまだしスープ”
# by project-beppin | 2010-05-20 20:09 | 美食の街